チンチラの【値段・種類・飼い方】について徹底解説!

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  • 3月 15, 2021
  • 4月 13, 2022
  • ペット
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最近では家庭用ペットとしても飼われる機会が増えてきた小動物の「チンチラ」。

愛らしい表情と小動物ならではの仕草が人気のチンチラですが、いざ飼育しようと思った時に何が必要でどういった特徴があるのか知っておきたいと思いませんか?

ということでこの記事ではチンチラを飼う人が知りたい情報について徹底的に解説していきます。

チンチラの値段について

チンチラの値段について

チンチラの値段の相場は、平均30,000~200,000円とカラーや販売先によって、大幅に変わります。

それぞれ、どれくらいの値段で販売されているのかまとめましたので、参考にして見て下さい。

スタンダードグレー 20,000~35,000円
シナモン 35,000~60,000円
ブラックベルベット 40,000~70,000円
ブラックエボニー 50,000~65,000円
ホワイト 60,000~80,000円
パイド(モザイク) 40,000~80,000円
バイオレット 65,000~80,000円
ピンクホワイト 100,000円~
アルビノ(ルビーホワイト) 100,000~130,000円~
ブラックパール 70,000~100,000円
サファイア 70,000~120,000円

一覧で見るとほんと値段がバラバラですよね。それではカラーごとの特徴についても詳しく見ていきましょう。

スタンダードグレー

20,000~35,000円

こちらは名前の通り一般的で人気のあるチンチラのカラーになります。

全身が青みがかった灰色で胸元やお腹のあたりが白色になっています。

シナモン

35,000~60,000円

全身が薄茶色の種類で、グレーやブラックより明るい色味になっています。

目がブドウのような赤みを帯びた色をしています。

ブラックベルベット

40,000~70,000円

全身が黒っぽく胸元からお腹にかけて白くなっているカラーになります。

スタンダードグレーを少し濃くしたようなカラーになっています。

ブラックエボニー

50,000~65,000円

全身が黒く、ブラックベルベットより濃い黒色のカラーになります。

両親の色により濃淡の差が大きく出ます。

黒色が強いほど価格が高くなり、チャコールと呼ばれることもおります。

ホワイト

60,000~80,000円

全身が白く、目が黒いカラーになります。

なかなか見かけることがない稀少な種類となっています。

パイド(モザイク)

40,000~80,000円

体全体が白く、頭や背中にシルバーが混ざっているカラーになります。

模様の入り方や耳の色などに個体差が出やすく、値段も異なってきます。

ぶち模様になっているものや、ホワイトにかなり近いものもいます。

一般的に白い部分が多くなるほど値段が高くなる傾向にあります。

バイオレット

65,000~80,000円

青みがかった紫色でお腹にかけて白っぽくなり、耳が黒っぽくなっている個体もいるカラーです。

とても綺麗な色味で稀少な種類となっています。

ピンクホワイト

100,000円~

混じり気のない白で赤い目(ピンクのような色も有)で耳の色もピンク色です。

毛先のみ茶色がかった子もピンクホワイトとして販売されている子もいます。

アルビノ(ルビーホワイト)

100,000~130,000円

ホワイトとあまり外見に差は無いのですが、赤い目が特徴のカラーです。

希少種ですので、お値段が少し高めになっています。

ブラックパール

70,000~100,000円

ブラックベルベットに似ておりますが、ブラックベルベットと比べ、白い部分と黒い毛の部分ハッキリしており、黒い部分はブラックエボニーのように濃い黒色になっています。

こちらも希少種ですのでお値段は高めとなっております。

サファイア

70,000~120,000円

一見バイオレットやグレーに見えますが、スタンダードグレーに少し青みを足した綺麗な色味のカラーになります。

お腹が白く綺麗な色味のカラーです。

チンチラの種類について

チンチラ3

チンチラとはウサギやモルモットに似た小動物で、とても毛が細かくふわふわでずっと撫でていたくなるような魅力と、まんまるなフォルムがまた可愛らしい動物です。

そんなチンチラの種類をいくつか見てみましょう。チンチラは毛色で種類がわかれています。

スタンダードグレー(別名「ナチュラル」)

一般的なチンチラのカラーで野生のチンチラもこのカラーです。

全身が青みがかったグレーでお腹は白い色です。

自然界では岩場で生活しているので、この青みがかったグレーの色が岩に近く、自分自身を隠す保護色になっているのではないかと言われています。

お耳までしっかりグレーカラーとなっており、一般的に「ナチュラルグレー」と言っても濃淡で違う色味に見え、その子ごとの個性が出るカラーになります。

グレーエボニー

一見スタンダードグレーと同じような見た目ですが、お腹まで灰色になっている種類になります。

以外にも珍しいカラーでペットショップでもなかなかおめにかかることが出来ないカラーになっています。

シナモン

全体が薄茶色でシナモンのような暖かい色味のカラーでぶどう色の目が特徴のカラーです。

スタンダードグレーと同じくお腹は真っ白です。元々お耳に柄がある子や、歳を重ねていく上で柄が出てくる子も多くいます。

また、薄茶色といっても濃淡でまた見え方が違っており、光の当たり方でも違った色味に見えるカラーになっています。

ベージュ

シナモンと同じ毛色ですが、目の色が黒色なのが特徴のカラーです。

目の色が黒色なだけでシナモンと全く違う印象が見られます。

ブラックベルベット

お顔が黒で顎から下のお腹の部分のみが白色になっているカラーでスタンダードグレーなどと違い、色の境目がハッキリせずグラデーションになっていて綺麗なカラーです。

また、完全に真っ黒という訳でもなくスタンダードグレーの色味を若干濃くしたような色の個体もいます。

黒色の部分がベルベット調になっており、光沢、手触りが共に素晴らしいカラーです。

ブラックエボニー

体全体の毛だけでなく目や髭までが真っ黒なカラーなのが特徴のカラーです。

また、両親のカラーなどによって濃淡の差がでるのが特徴です。

バイオレット

全身がすみれ色でお腹の色が白色の種類になりますが、単色のバイオレットの場合「バイオレットエボニー」や「ラップ・アラウンド・バイオレット」などと呼ばれることもあります。

耳は薄いグレーや黒色に見える子もいます。

パイド(別名「モザイク」)

こちらは色の違いに差が出て個体差の大きいカラーになっています。

本来グレーがかった白色のようなカラーなのですが、ぶち模様のように柄が入る子もいればほぼ白色のような子もいるのが特徴です。

ホワイト

別名「ウイルソンホワイト」「ピュアホワイト」とも呼ばれます。

全身が真っ白で目の色が黒色なのが特徴のカラーです。

耳がピンク色でベージュのような色が頭やしっぽなどに入ることがありますが、雪うさぎのように白くて可愛らしいカラーのチンチラになります。

ピンクホワイト

一見ホワイトと変わらないように見えますが、目が赤っぽく(ピンクも有)耳の色もピンク色です。

毛先だけが薄く茶色上がっている子もピンクホワイトとして販売されている場合があります。

アルビノ

別名「ルビーホワイト」とも呼ばれます。

ホワイトとほぼ変わらないような見た目ですが、最大の特徴は赤い目です。

こちらの種類は希少種となるのでなかなかペットショップでも見ることがないようなカラーになっています。

サファイア

一見バイオレットやスタンダードグレーに見えるカラーですが、バイオレットより少し青みが強いカラーなのが特徴です。

お腹が白いものが多いですが、単色の場合は「サファイアエボニー」「ラップ・アラウンド・サファイア」などと呼ばれています。

プルーダイヤモンド

色は明るめの青い色に黒目、耳はグレーに近い色になっています。

お腹の色は白色ですが、背中の色が薄い色のためグラデーションのようになっています。

ゴールドバー

一見ホワイトのように見えるカラーですが、光に当たると背中や頭がうっすら金色に見えたりする特徴があるカラーです。

こちらはかなりの希少種で産まれる前から予約されることもあるくらいです。

ブロンズ

透けて見える茶色の毛色が特徴で、ブラウンなどよりも薄く、金色のようにも見えます。

お腹の色は白で目の色は赤色やぶどう色です。耳はピンク色で斑点があることも多くあります。

ロイヤル・ペルジアン・アンゴラ

こちらはカラーの違いではなく毛質の違いで分けられる種類です。

スタンダートなストレートでサラサラな毛並みではなく、巻き毛になっておりぬいぐるみのようにふわっとした毛並みが特徴になっています。

こちらは毛質の特徴で分けられる種類ですので毛色は以上に述べたもの全てにあてはまり、1番多くでまわっているカラーはスタンダードグレーです。

チンチラの性格について

チンチラ1

チンチラはとても人懐っこい性格で有名ですが、必ずしも最初からそうではありません。何故ならチンチラは知能が高く、警戒心が強い臆病な性格をしているからです。

なので、警戒心を解くにはコミュニケーションが必須になります。日頃から餌やりや遊び相手になるなどして、徐々に警戒心を解いていくことが必要となります。

しかし、警戒心を解きたいがあまり一気に距離を詰める事は厳禁です。

チンチラの様子を見ながらゆっくりと距離を詰めて信頼関係を築くことが重要です。

そして、チンチラの警戒心が解れ、信頼関係が築けたらチンチラは甘えん坊で人懐っこい性格に変わっていきます。

チンチラは知能が高いと言いましたが、どのくらい高いかと言うと簡単な芸を覚えるほどです。(個体差によって変わってはきます)

また、自分の名前や飼い主の顔を把握することも出来るので、小型の哺乳類の中でもかなり知能が高い種族といえます。

飼い主がチンチラの気持ちを分かろうとすればチンチラも飼い主の気持ちを分かろうとします。

知能が高いだけではなく運動能力も高いチンチラには適度な運動が必須です。ケージの中だけではチンチラは退屈してしまいます。

回し車等を設置してあげるのも良いですが、適宜、広い場所に出してあげて運動をさせてあげましょう。チンチラのストレス発散になります。

チンチラは本来、夜行性なので夜は元気に活発になります。その反面、日中に寝ることが多く、短時間で寝て起きてを繰り返します。

個体差はありますが、1日平均20時間睡眠させてあげるのが良いでしょう。

しかし、日中が騒がしかったらチンチラは良く寝ることができません。そのため、日中は周囲をなるべく静かにしてあげた方が好ましいです。

また、チンチラは野生では集団で生活をしていますが、同じ空間で複数のチンチラがいる場合、生死に関わるほどの喧嘩をしてしまうことがあります。

そのため、1匹づつ別の空間で過ごさせた方がいいです。

チンチラは慣れてくれれば人懐っこく大変可愛らしい性格になりますが、そこに至るまでにはチンチラのことをよく理解し歩み寄りことが大切です。

チンチラの寿命について

チンチラの寿命について

チンチラは知能が高いゆえに、ストレスを溜めやすく臆病な事でも知られています。

精神的なショックで死んでしまうこともあり、環境によってはチンチラの寿命が大幅に変わってしまうのです。

チンチラにとって良い環境であれば、寿命は15年ぐらいです。中には20年生きたというチンチラもいるそうです。

チンチラのエサは何がいい?

チンチラ2

チンチラは標高400-1650メートルの山地の岩場に生息し集団生活をしています。

体長は25-26㎝程で体重は420-600gと軽めです。

食性は草本やコケ等を食べる草食動物ですがペットとして迎えるには是非長生きに生きて欲しい物ですよね。

健康に飼育されたチンチラは約10-20年長生きします。

健康に飼育したいけど一体何をあげれば良いの?

高栄養な食事をすれば長生き出来る?

そんな謎ばかり膨らむ初めてチンチラを飼育する方には必見のフードやおやつを紹介していこうと思います!

高栄養化の食事ばかりではダメ!

 

最近ではペレットのみの食事や牧草よりペレットばかり与えている方も居るのですが元々チンチラは草食の動物なので主食は牧草で大丈夫です。

ペレットを毎回主食として与えるとのでは無くペレットは副食として与えましょう。

割合としては牧草が9割でペレットは1割程です。ペレットの量は1日あたり15g前後を与えるのが良いでしょう。

牧草はチンチラの腸内環境を活性化してくれたり歯の伸びすぎも防いでくれる為、長寿の秘訣のなります。

また牧草やペレットは必ず新鮮な物を与えましょう!

オススメチモシー3選

チンチラのオススメのエサは牧草ですが、その中でも特に有名な牧草の1つが「チモシー」です。

ただチモシーは人気のせいか色んな種類があるので、今回はその中から筆者オススメのチモシーを紹介します。

オリミツ 一番刈りチモシー牧草 ロングマット

アメリカ産の温かい地域で採れた高品質サラブレッド用プレミアムチモシー牧草です。

食いつきが良いととても評判です。長い牧草でとても香りが良くプレスされていないので短い草屑の様な物が少なく比較的チンチラも食べやすいです。

アニマルファーム おいしい牧草 1.1㎏

1.1㎏と大容量のチモシーが入っているのにAmazonだとお値段は1,055円とお手頃価格です。

大自然で採れ厳選された良質なチモシーが入っていてローズマリーの葉もブレンドされているのでダニやノミは嫌う嬉しい成分がたっぷりです。

エクストレベル 北米産最上級スーパープレミアムホース1番刈りチモシー

こちらのチモシーはとにかく評判が良くリピーターになる方がとても多いです。

牧草が3種類入っていて中でもアルファルファがチンチラ界では人気の様です。

好き嫌いが激しいチンチラでもモリモリ食べてくれる子が多いので試してみる価値ありです。

ペレットやおやつの注意点

副食として与えるペレットですが与える際には必ずチンチラ専用のペレットを与えましょう。

ウサギ用のペレットでは必要とされる栄養素が違うのでオススメしません!

また、チンチラのおやつはお菓子やチョコレートを与えるのではなく、ドライフルーツや乾燥させた野菜を与えましょう。

ペットショップなどで選ばれる際には砂糖や着色料が入っていない無添加のおやつをなるべく与える様にしましょう。

チンチラの飼育に必要なものは?

チンチラ5

近頃ではペットとしても人気ですが、実際にチンチラを飼う時に必要なものは何がいるのでしょうか?

そんなチンチラの飼育に必要な物を紹介します。

チンチラ用ケージ

チンチラはとても跳躍力があります。場合によっては1メートルくらい飛ぶので高さのあるゲージがおすすめです。

また、掃除がしやすいので引き出しタイプのものを選ぶと良いと思います。

床材

床材は排泄物を吸収してくれる大切な役割があります。

牧草とウッドチップがありますが、牧草はチンチラの主食でもあるので、食べてしまう傾向にあります。なので、ウッドチップの方がよいでしょう。

ステップ、回し車

運動不足解消の為に用意すると良いです。

チンチラは体が大きいので回し車は直径30センチ以上のものを選ぶようにしましょう。

巣箱

巣箱はチンチラの寝床です。日中に暗い巣穴の中で眠る習性があるために巣箱は必ず必要になります。

給水ボトル

水分補給は必須です。給水ボトルなら悪戯される心配もなくて良いでしょう。

その際、ゲージの大きさにあったものを選ぶようにしましょう。また、飲み口の所を齧って水漏れしないものを選びましょう。

餌と容器

チンチラの主食は牧草です。牧草を与えることにより歯の伸びすぎを防止し、腸の環境を良くしてくれます。

牧草はイネ科とマメ科があります。代表的なのはイネ科の「チモシー」で、あとはマメ科の「アルファルファ」があります。見た目に違いはありませんが、それぞれ栄養素が異なります。

  • チモシーは食物繊維豊富で低タンパク質(主食向き)
  • アルファルファは高タンパク高カルシウム(与えすぎると肥満になる)

なので、子供の頃の成長期にはアルファルファ、大人や高齢にはチモシーが適しています。

しかし、高カロリーのアルファルファを好む傾向があるので切り替えがスムーズにいかない恐れがあります。

心配な方は初めからチモシーを与えることをおススメします。

また、副食としてペレットがあります。こちらは栄養強化食です。チンチラ用のものを用意して下さい。主食のチモシーだけでは不足する栄養を補います。

食器に関してはチンチラが齧っても壊れない陶器製、金属製のものを選んで下さい。

砂浴び容器と砂

チンチラにとって砂浴びは体を清潔に保つために必要不可欠です。1日1回はさせてあげましょう。その際に粒子の細かいものを用意して下さい。

ペットショップなどで専用の砂としてチンチラダストやチンチラサンドと売られています。

容器ですがこちらも砂浴び専用容器として売られているものを選ぶと砂の飛び散りも少なく便利です。

温度湿度計

チンチラはとてもデリケートな動物で、温度湿度管理が難しいと言われています。

チンチラの適温は18~21度前後、湿度は40%以下が理想です。夏場など気温が高い時は25度を上回らないようにエアコンを使って調節する必要があります。

また、寒すぎても肺炎にかかる恐れもあるので暖房を使って部屋を暖めてあげるなどの対策をして下さい。

小動物用のヒーターも売っているので活用すると良いでしょう。

チンチラは環境を整えてあげることで長生きします。ぜひチンチラとの生活を楽しんでください。