ホームセンターやペットショップの観賞魚コーナーでよく見かける「コリドラス」。種類も多く、繁殖もさせる人が多い人気の観賞魚の1つですが、実際に飼うには何が必要なのか?などコリドラスについて徹底的に調べてみました。
コリドラスについて
コリドラスは南米に広く分布する、ナマズ目カリクティス科コリドラス亜科コリドラス属に分類される熱帯魚です。
体は硬く大きな鱗板(りんばん)で覆われており、頭部はヘルメットのような頭骨をしています。※コリドラスという名は、ギリシャ語で「ヘルメットのような皮膚」という意味
コリドラスの種類は魚の中でも最多で、学名が記されていない種を含めると200種類は存在します。
日本でペットとして流通しているコリドラスは、南米各地で採取された個体や東南アジアで養殖されたものや、日本国内でブリード(養殖)されたものが多いです。
愛嬌のあるしぐさや行動、見た目の可愛らしさからペットとしてとても人気のある魚です。
コリドラスの体の特徴
コリドラスの体長は3cm〜最大でも10cmです。
川底の砂や小石を口を突っ込んでほじくり、髭を使って水底に沈んでいる有機物を探し、エサとして食べる習性がある底棲魚です。
そのため、ペットとして飼育されているコリドラスは、水槽の掃除係として他の種類と一緒に飼われることが多いです。
寿命は3年〜5年ですが、病気やストレスに強いため飼育下でも長生きすることが多くあります。上手に飼育していると、10年くらい生きてくれる個体もいます。
性格と特徴
コリドラスは、温厚でおとなしい性格です。そのため、他の種類の魚と混泳出来ますが、注意が必要な場合もあります。
コリドラスの中には、胸ビレの尖った部分に毒を持つ品種が存在します。
シュワルツィやゴッセイといった、ヒレに色が付いた種類のコリドラスが毒を持っていると言われます。
ペットショップで購入するような、手軽に買えるコリドラスではありませんが、珍しい種類を飼育する場合は特に注意しましょう。
飼育について
・水質と水温
コリドラスを飼育するうえで適した水質は、淡水で弱酸性〜中性です。
pHであれば6.0〜7.0くらいであれば、コリドラスは飼育可能です。※pH(ペーハー)は、0〜14の数値で表され、7が中性、7より小さい数値は酸性、7より大きい数値はアルカリ性となります。
日本の水道水の基準値は、pH5.8以上8.6以下です。急激な水質の変化がなければ、水道水で問題ないです。
ただ水道水を使用する場合、水道水に含まれる塩素(カルキ)を抜かなくてはいけないため、市販の水質調整剤を使って水づくりをしてあげましょう。
また、pHが急激に変化すると魚がショック症状を起こしてしまい、「pHショック」と呼ばれるショック状態に陥ってしまいます。
pHショックを防ぐためにも、ペットショップから買ってきた場合など、ゆっくり水槽の水に慣れさせる「水合わせ」を行い、飼育を開始しましょう。
コリドラスを飼育する上での適温は20℃〜25℃で、他の熱帯魚の飼育適温より低いです。他の熱帯魚に比べ、水温を神経質に気にする必要はない魚ですが、冬場は20℃を下回らないように、夏場は30℃を上回らないように注意しましょう。
コリドラスの種類について
コリドラスは、愛嬌のあるしぐさや行動、見た目の可愛らしさからペットとしてとても人気のある魚です。最多の種類がいると言われる程の種類の多さで、学名が記されていない種を含めると200種類は存在します。
コリドラスの性格は、温厚でおとなしいので、他の種類の魚と混泳しやすい魚です。
また、川底の砂や小石を口を突っ込んでほじくり、髭を使って水底に沈んでいる有機物を探し、エサとして食べる習性がある底棲魚です。そのため、水槽の掃除係として他の種類と一緒に飼われることが多い魚です。
コリドラスの種類による注意点
多くの種類がいるコリドラスの中には、胸ビレの尖った部分に毒を持つ品種も存在します。シュワルツィやゴッセイといった、ヒレに色が付いた種類のコリドラスが毒を持っていると言われます。
一般的なコリドラスではありませんが、珍しい種類をペットショップで購入する場合は、袋を分けてもらうなど、ペットショップから水槽までの持ち運びにも気をつけましょう。
毒を持つコリドラスは、袋に入れられるとストレスで毒を微量ながら出すことがあります。その毒で他のコリドラスが死んでしまわないように、注意が必要です。
主なコリドラスの種類
コリドラスは、たくさんの種類が存在します。ここでは、人気の7種類に絞って紹介していきます。
- コリドラスアエネウス
- コリドラスパレアトゥス
- コリドラスアエネウス(アルビノ)
- コリドラスパンダ
- コリドラスジュリー
- コリドラスステルバイ
- コリドラスピグミー
ここから、種類の違いを細かく見ていきます。
コリドラスアエネウス
体は赤銅色と言われ、赤っぽく発色することから「赤コリドラス」とも呼ばれます。ホームセンターのペット売り場などで見られる、一般的なコリドラスです。
コリドラスの中では、一番流通量が多く安価で手に入り、丈夫で育てやすいことから初心者におすすめの種類です。
コリドラスパレアトゥス
長い背びれと青黒い斑点模様が特徴で、「青コリドラス」とも呼ばれます。
コリドラスアエネウスと並んで人気の種類で、流通量が多いため安価に購入が可能です。上手に育ててあげると、背ビレの長い優雅な印象の姿に育ってくれます。
コリドラスアエネウス(アルビノ)
コリドラスアエネウスのアルビノ個体で、「白コリドラス」とも呼ばれます。
動物の中で存在するアルビノとは、色素が欠損した突然変異種で体が白く目が赤い種を言います。
アルビノは、様々な動物の種類で見られる突然変異種ですが、一般的には体が弱く寿命が短い種です。
ただコリドラスアエネウス(アルビノ)は、他のコリドラスと同様丈夫で、体が弱いということはありません。
コリドラスパンダ
黒いアイバンドと尾ビレにある黒いスポットが、名前の由来となった「パンダ」に似ているのが特徴です。
他の種類より若干ですが、水質変化に敏感とされているため注意が必要です。上記コリドラス同様、人気のある種類なので養殖がさかんに行われており、比較的安価に購入できます。
コリドラスジュリー
白色の体色に黒いスポット模様が特徴的な、人気があるコリドラスです。
コリドラスジュリーはコリドラストリリネアトゥスとよく似ていますが、少し模様が違います。
ポイントは頭部の模様で、コリドラスジュリーはスポット模様、コリドラストリリネアトゥスは迷彩模様になっています。
本物のコリドラスジュリーは珍しいため、見た目が似ている種類がコリドラスジュリーとして売られることが多いです。
コリドラスステルバイ
コリドラスステルバイは、黒色の体色に白いスポット、オレンジの胸ビレが特徴です。
体長が5㎝~6㎝になり、環境にもよりますが、他の種類より大きくなり、寿命も若干長くなる個体が多いようです。
コリドラスパンダ同様、水質変化に弱いと言われている種類なので、飼育時注意が必要です。
コリドラスピグミー
コリドラスピグミーは、コリドラスの中でも小型の種類で「チビコリ」とも呼ばれます。
コリドラスの中では遊泳力が高い方で、群れでいることを好む種類です。
飼育時には5匹以上で飼育すると、集まって群れているかわいい姿が見られるのでおすすめです。
コリドラスの大別の仕方
コリドラスは鼻の長さの違いによって、下記3種類に大きく分けることが出来ます。
ショートノーズ
鼻が短くて小柄なタイプです。上記にある1.~7.の種類は全てショートノーズタイプです。
ショートノーズの中でも、特徴の違いで下記3種類が存在します。
- 成長しても3㎝ほどにしかならない「ミニコリ」
- 細長い体型で、メスとオスの体色が違う「エレガンスタイプ」
- ショートノーズをさらに短くしたような鼻先を持つ「ラウンドノーズ」
セミロングノーズ
ショートノーズよりも少し鼻が長く、ロングノーズよりは小さい品種です。レオパルダスが、セミロングノーズの種類です。
ロングノーズ
鼻がやや細いタイプで水質変化に弱いと言われているので、飼育難度が3種類の中で一番高めの種類です。コリドラスバルバトゥスが、ロングノーズの種類です。
コリドラスの寿命について
ここからは、コリドラスの種類と寿命の関係を見ていきます。
寿命は3年~5年と言われますが、病気やストレスに強いため飼育下でも長生きすることが多くあります。種類によっても、寿命に違いがある魚です。
ワイルド種かブリード種かの違い
ペットと流通しているコリドラスには、人の手によって繁殖されたもの(ブリード個体)か、自然で採取されたもの(ワイルド個体)が存在します。
基本的な考え方としては、流通量が多く安い種類=多く繁殖されている種類、という図式になるので、安い種類のコリドラスは、ブリード個体ということになります。
ワイルド個体は体が丈夫で、10年以上生きる個体も存在しますが、ブリード個体は、10年生きることはありません。
種類による寿命の違い
小型種は寿命が2~3年程ですが、その他のコリドラスは、飼育環境や個体の丈夫さでも違いますが、3年~5年の寿命があります。大型種は、寿命が大体5年か5年以上になります。
また種類別でも、寿命が異なるのでコリドラスの種類と寿命を見てみましょう。
コリドラスアエネウス
体は赤銅色と言われ、赤っぽく発色することから「赤コリドラス」とも呼ばれます。ホームセンターのペット売り場などで見られる、一般的なコリドラスです。
コリドラスの中では、一番流通量が多く安価で手に入り、丈夫で育てやすいことから初心者におすすめの種類です。
寿命は、3年~5年です。
コリドラスパレアトゥス
長い背びれと青黒い斑点模様が特徴で、「青コリドラス」とも呼ばれます。
コリドラスアエネウスと並んで人気の種類で、流通量が多いため安価に購入が可能です。上手に育ててあげると、背ビレの長い優雅な印象の姿に育ってくれます。
寿命は、3年~5年です。
コリドラスアエネウス(アルビノ)
コリドラスアエネウスのアルビノ個体で、「白コリドラス」とも呼ばれます。
動物の中で存在するアルビノとは、色素が欠損した突然変異種で体が白く目が赤い種を言います。
アルビノは、様々な動物の種類で見られる突然変異種ですが、一般的には体が弱く寿命が短い種です。ただコリドラスアエネウス(アルビノ)は、他のコリドラスと同様丈夫で、体が弱いということはありません。
寿命は、3年~5年です。
コリドラスパンダ
黒いアイバンドと尾ビレにある黒いスポットが、名前の由来となった「パンダ」に似ているのが特徴です。
他の種類より若干ですが、水質変化に敏感とされているため注意が必要です。上記コリドラス同様、人気のある種類なので養殖がさかんに行われており、比較的安価に購入できます。
寿命は、3年~5年です。
コリドラスジュリー
白色の体色に黒いスポット模様が特徴的な、人気があるコリドラスです。
コリドラスジュリーはコリドラストリリネアトゥスとよく似ていますが、少し模様が違います。
ポイントは頭部の模様で、コリドラスジュリーはスポット模様、コリドラストリリネアトゥスは迷彩模様になっています。
本物のコリドラスジュリーは珍しいため、見た目が似ている種類がコリドラスジュリーとして売られることが多いです。
寿命は、3年~5年です。
コリドラスステルバイ
コリドラスステルバイは、黒色の体色に白いスポット、オレンジの胸ビレが特徴です。
体長が5㎝~6㎝になり、環境にもよりますが、他の種類より大きくなり、寿命も若干長くなる個体が多いようです。
コリドラスパンダ同様、水質変化に弱いと言われている種類なので、飼育時注意が必要です。
寿命は、3年~5年です。
コリドラスピグミー
コリドラスピグミーは、コリドラスの中でも小型の種類で「チビコリ」とも呼ばれます。
コリドラスの中では遊泳力が高い方で、群れでいることを好む種類です。飼育時には5匹以上で飼育すると、集まって群れているかわいい姿が見られるのでおすすめです。
小型種のため、寿命は少し短く、2年~3年です。
コリドラスバルバトゥス
大型のコリドラスで7cmにもなる種類です。コリドラスとしては大きめの体形に、黒色に金のスポットが特徴的です。
とても珍しい種類で、日本への輸入数は少ないため、非常に高価なコリドラスです。
大型種なので、寿命は少し長く、5年~7年です。
コリドラスの繁殖について
熱帯魚の中で特にコリドラスは、飼育が簡単と言われますが、飼育と同様に、「繁殖」も比較的簡単な魚です。
コリドラスの種類の中でも、安価で入手出来る「赤コリドラス」、「青コリドラス」、「白コリドラス」、「コリドラスパンダ」などが簡単に繁殖出来ます。
基本的にコリドラスの値段は、流通量が多く安い種類=多く繁殖されている種類、という図式になるので、安い種類のコリドラスは、繁殖させやすいということになります。
ここからは、繁殖する時のポイントを見ていきます。
- 水質、水温について
- 水槽について
- Tポジションとは
- 産卵~孵化について
注意するポイントを細かく見ていきます。
水質、水温について
水質、水温については、繁殖させるポイントというよりは、飼育するうえでのチェックするポイントです。繁殖させるためには、水環境を整えることが前提として必要になります。
コリドラスを飼育するうえで適した水質は、淡水で弱酸性~中性です。
pHであれば6.0~7.0くらいであれば、コリドラスは飼育可能です。※pH(ペーハー)は、0~14の数値で表され、7が中性、7より小さい数値は酸性、7より大きい数値はアルカリ性となります。
日本の水道水の基準値は、pH5.8以上8.6以下なので、順応性が高いコリドラスなら飼育可能ということです。
急激な水質の変化がなければ、水道水で問題ありません。(急激な水質変化は、ペーハーショックと呼ばれ、コリドラスに悪影響を与えるので、注意が必要です。)
コリドラスを飼育する上での適温は、25℃前後です。他の熱帯魚に比べ、水温を神経質に気にする必要はない魚ですが、冬場は20℃を下回らないように、夏場は30℃を上回らないように注意しましょう。
水槽について
繁殖させたい場合、水槽の広さと飼育数を考慮すると自然繁殖しやすくなります。45cmの水槽は5匹以上、60㎝の水槽は10匹以上入れるのが繁殖させるには理想的です。
オスとメスの判別が出来ればよいですが、分かりづらいので多く飼育することで、繁殖の確率を上げるのがよいでしょう。
オスとメスの判別
オスは、腹ビレが少し角ばっていて、体が比較的小さい。メスは、腹ビレが丸みを帯びていて、体は大きく幅がある。
オス2匹に対して、メス1匹の比率で飼育すると、繁殖しやすいと言われます。
また水槽レイアウトですが、コリドラスは砂底を掘り起こしてしまうので水草の設置は不向きと言われますが、繁殖させたい場合は、水草に産卵することが多いので水草を設置してもよいでしょう。
その場合、流木に巻きつけるなど工夫することで、水草が抜けてしまうのを防ぎましょう。
Tポジションとは
コリドラスは、Tポジションと呼ばれる独自の繁殖行動を取ります。
Tポジションとは、メスがオスの精子を吸い、精子がメスの体内を通過することで、受精、産卵する行動を言います。
そのオスとメスの行動がアルファベットのTに似ているので、Tポジションと呼ばれるようになりました。
産卵~孵化について
コリドラスの卵は、産卵から4日~5日で孵化しますが、卵は親に食べられてしまうので、隔離する必要があります。
稚魚は「ヨーサック」と言われる栄養袋を持っており、3日くらいならエサをあげなくても大丈夫です。稚魚の生存率は70%と他の熱帯魚に比べて高いと言われます。
親のコリドラスと一緒の飼育するタイミングは、体長3㎝(3か月後くらい)が目安です。体長3㎝くらいに成長すれば、親と同じエサが食べられますし、繁殖させることも可能になります。
コリドラスの飼育に必要なもの
飼育に必要なものは主に9点です。
- 水槽
- ろ過フィルター
- 底砂
- 水草&ライト
- ヒーター&水温計
- エサ
- 水質調整剤
飼育に必要なものを、細かく見ていきます。
水槽
コリドラス飼育するうえでおすすめの水槽は、40㎝~60㎝水槽です。
30cm以下の水槽でも飼育することは可能ですが、群れて生活することを好むコリドラスの飼育は、複数匹で飼育することをおすすめします。
また大きめの水槽で飼育するほうが、水質が安定しやすく、特に初心者の方には向いています。コリドラスは、他の種類の魚との混泳も可能なので、混泳飼育する可能性を考えると、大きめ水槽がよいでしょう。
ろ過フィルター
ろ過フィルターは、水槽の水を循環させ、水の汚れを分解してきれいな水を作ってくれます。ろ材の部分にバクテリアが繁殖すると、水質が安定します。
バクテリアの増殖には最低でも2週間、長くて2ヶ月程度かかるので、水質が安定するまでは水質に注意して飼育が必要です。
飼育数が多い場合など、水質悪化が原因で体調不良になることがあるので、ろ過フィルターは、付けておいたほうがよいでしょう。
底砂
コリドラスは底棲魚で、砂の中に口先を突っ込んでエサを探す習性があるので、底砂は必ずあったほうがよいでしょう。
また、底砂を敷くとバクテリアが繁殖します。
バクテリアが繁殖すると、食べ残したエサやフンなどを目立たなくしてくれると同時に有害物質を分解し、水槽内の水質を安定させてくれるので魚の飼育にはおすすめです。
コリドラスを飼育する時におすすめの底砂は、細かいくて丸い粒の「田砂」です。
水草&ライト
コリドラスは、砂の中に口先を突っ込んでエサを探す習性があるため、水草を植えても、すぐにつついて水草が抜けてしまいます。
また、水草を全面に植えてしまうと砂をつついてエサを探す行動が出来なくなるため、ストレスがたまります。
ただ、水草はコリドラスの隠れ家や産卵場所になるので、メリットもあります。隠れ家があることで、コリドラスのストレスも軽減出来、体調管理にも繋がります。
水草を水槽レイアウトに追加する場合は、流木に巻きつけたり、底全面に水草をひかないように工夫しましょう。
コリドラスにとってライトは必ず必要なものではないですが、ライトを使用しON/OFFを切り替えることで、体内時計を整え丈夫な体を作ることができます。
また水草を入れている場合は、ライトを入れなければ光合成できず枯れてしまうので、ライトの設置が必要になってきます。
ヒーター&水温計
コリドラスを飼育するうえで適温は、25℃前後を保つことです。
他の熱帯魚に比べると、水温の変化に敏感ではありませんが、25℃前後を保つのが難しい場合は、夏は冷却ファンやクーラー、冬はヒーターの利用が必要です。
毎日、水温計を見て温度チェックを心がけ、適温を維持する習慣を付けましょう。水温管理は魚にとって重要で、体調管理にもなります。
エサ
コリドラスは、川底の砂や小石を口を突っ込んでほじくり、髭を使って水底に沈んでいる有機物を探し、エサとして食べる習性がある底棲魚です。
そのため水槽の掃除係と言われ、他の魚の食べこぼしを食べることも多くあります。
ただコリドラスの健康を考えると、専用のエサ(タブレットタイプの人工飼料がおすすめです。)をあげ、体調管理を上手にしてあげるほうが、長生きしてくれることが多いようです。
水質調整剤
水質調整剤を使用し、水道水に含まれる塩素(カルキ)を取り除き、コリドラスの飼育に適した水にします。一般的に、どんな魚でも飼育する前に水のカルキ抜きが必要です。
使用方法は、水道水を入れたバケツに水質調整剤を規定量を入れ、よくかき混ぜて使用します。特にコリドラス用というものはなく、熱帯魚用や金魚用として販売されているものでOKです。
水槽に水を入れる2日くらい前に、水をバケツに入れておくことで水質調整剤を使用しなくとも、カルキ抜きが出来ます。
これはコリドラスに限らず、どんな魚にも有効な方法ですが、時間がない時などは、水質調整剤を使用するのが簡単です。