キバタンの【値段・飼育・生態】について徹底解説!

日本ではあまり馴染みのない鳥キバタン。その姿は純白の羽毛に黄色い冠羽。羽を広げた時には淡い黄色が現れる、美しくとても愛らしい鳥です。ここでは、キバタンの基本情報や魅力、人との関係性、そして飼育する上での課題等を述べていきたいと思います。

キバタンの生態について

キバタンの生態について

キバタンとは、ふわふわの白い毛に鮮やかな黄色い冠羽が特徴的な、美しい大型のオウムです。体調は50cmほどにもなります。性格は好奇心旺盛で遊ぶことが大好きです。一方で寂しがり屋で甘えん坊な一面も持ちあわせています。かまってあげることが大切で、ケージに入れっぱなしだとストレスがたまり問題行動を起こしてしまいます。人懐っこく、陽気で愛嬌がありとても人気がある生き物です。

キバタン基本情報

分類 オウム目オウム科
生息地 オーストラリア
体長 約50cm
寿命 40〜50年

【野生のキバタン】
キバタンは森林や耕作地に大きな群れを作って住んでいます。群れには数羽の見張り番がおり、敵が近づくと警戒の声を出して仲間に知らせます。食べ物は植物の芽や葉、種子や果実など。繁殖は年に2回、水辺近くの樹洞を住処とし、2個のタマゴを産みます。

【野生のキバタンと人間との関係】
オーストラリアでは、キバタンは保護の対象となっています。街中でも手軽に見ることができ、人を恐れる事なく近寄ってきますが、大群で畑に降り立って作物を荒らしてしまう事もあります。

【キバタンの魅力】
純白の羽毛と黄色の冠羽の美しさ。そしてスキンシップを求める程の人懐っこさは愛しさを掻き立てられます。知能が高く、言葉を覚えたり、キレッキレのダンスを覚えて踊る子もいます。そして飼育下では50年から70年という長寿。生涯かけての相棒としてずっと一緒にいられます。

【キバタンと暮らせたら…】
とても人懐っこく高い知能を持つため、愛情たっぷりで育てる事ができればとても幸せな時を共に過ごせる事でしょう。しかしもちろん配慮すべき点も多々あります。まず、50cmという大きさに見合ったケージが必要です。

最低限、羽を広げて余るくらいのサイズ、なおかつ丈夫なケージでなければ、強いクチバシで破壊されてしまいます。鳴き声は非常に大きく、住宅密集地では騒音と感じる人もいるでしょう。そして、知能の高さゆえに構ってもらえないと大きなストレスを抱えることになります。また、70年生きる例もある程の長寿です。飼い主の代替わりも十分あり得ます。最期までキバタンの幸せを護り続けるためには長期的な計画も要りますね。病気になった時はどうしますか?犬や猫を診てくれる獣医さんはたくさんいますが、オウムを診てくれる獣医さんは通える範囲にいるでしょうか?

【キバタンを家族に迎える覚悟】
野生動物を人間の管理下で育成するわけですから、ここに述べた課題はほんの一例であり、予想だにしなかった課題も次々と表れてくるかも知れません。それでも、相棒となったキバタンの幸せを護り抜く覚悟。それがあれば、苦労を苦労とも感じず幸せな時を重ねて素敵な人生、鳥生を過ごせる事でしょう。

キバタンの値段はいくら?

キバタンの値段はいくら?

おうち時間の増加とともにペットを飼い始める人が増えています。日本ではまだ珍しいかもしれませんが、熱心な愛好家もいる「キバタン」について、飼育のための値段を調査しました。

  • キバタンはどこで買える?
  • キバタンの値段は?
  • 他の鳥との比較
  • キバタンの維持費について

キバタンはどこで買える?

見かける頻度は少ないものの、大型のペットショップや鳥類専門のペットショップで販売されています。信頼できるお店から購入することをお勧めします。

キバタンの値段は?

キバタンの値段は30万~50万円程度です。ペットの値段としては高額な部類と言えるでしょう。

個体の年齢や性別によっても金額に違いが出ています。年齢は若いほど高く、性別はメスの方がオスよりも高く売られているとのことです。また、出身地が国内か海外かによっても金額に違いが出ており、一般的には国産の方が高値で取引されています。

他の鳥との比較

キバタン以外の鳥との比較をしてみました。

【小型鳥】

セキセイインコ 0.3万~0.7万
コザクラインコ 0.7万~2万
オカメインコ 1万~3万

【大型鳥】

モモイロインコ 25万~40万程度
ヨウム 38万~48万程度
ベニコンゴウインコ 80万程度

やはり大型鳥は高額ですね。

キバタンの維持費について

食事のみ(餌代)だけで、おおよそ1ヶ月 1万円以内におさまる程度でしょう。もちろん餌代以外にもケージ代などかかってきます(くちばしで破壊するため定期的に買い替えが必要です)から、それなりに維持費は予定しておかなければいけません。

以上のように、キバタンの値段はそれなりに高額であることがわかりました。

騒音対策などの環境整備の費用やケージ代なども考えていくと、決して安いとはいえないのではないでしょうか。しかし懐くととても可愛らしく、一緒に遊んで飼い主を飽きさせることのない魅力的なキバタン。値段が高くても人気があるのは納得です。

とっても長生きする鳥でもありますので、末永くお付き合いできるよう、ご家族でよくご相談の上で迎えいれるようにしたいですね。

キバタンの餌について

キバタンの餌について

野生のキバタンは主に穀物や果物、虫などを獲って食べます。海外では驚くほど生息している地域があるものの、日本で飼育をしようとするとキバタンのお迎えする金額は30万円~と高額なオウムのキバタン。

そんなキバタンを飼育するにあたって餌は何を与えるのが良いのかですが、まず始めにキバタンは知能が高い生き物なので好き嫌いがはっきりしている事を頭の片隅に入れておきましょう。

キバタンの主食は2種あり、「穀物、種のシード類」と「ペレット」になります。

片方を選ぶのではなく両方を用意してあげるのが良いでしょう。どちらにもメリット・デメリットがあるので好みや体調等に合わせて選んであげる事が飼育する上で欠かせません。

シード類

まずはシードですが、野生のキバタンは主にシードを食べて生活しているので大抵は食べてくれると思います。シードは粟(あわ)やキビ、ヒエなどの穀物の種です。皮付きや皮なしタイプ、種類別でも購入できますが、それらをバランスよくブレンドするのは玄人向になるでしょう。

初心者にはいろんな種がミックスされたものも販売されているので、キバタンを飼い始めた頃はミックスシードがオススメです。単体のシードのみを与えてしまうと栄養素が不足しがちになるため、他の餌でそれらを補う必要があります。

ペレット

次にペレットですが、シードに必要な栄養素を加え、加工したものになります。なかには着色したペレットもあり、カラフルなものを食べるとフンの色も変わってしまうので病気などの判断がつきにくくなるのはデメリットの1つです。コストの面でもシードより高くなります。そしてペレットはメーカーの諸事情などにより製造が中止されることもあるので、ペレットのみを与えるのは控えましょう。もしくは普段からペレットを2種類以上食べさせる工夫をするようにしてください。

野菜や果物

そして野菜や果物も副食としてあげるのも良いでしょう。しかし注意しなければならない野菜、果物があります。ネギ類やニラは中毒を起こしてしまいます。同様にヒトも同じですが生の豆類も危険です。煮ると毒性がなくなり食べられるようになります。

絶対に与えてはいけないのは「アボカド」、「果物の種」です。アボカドはヒト以外には猛毒症状が発生するので、キバタンには食べさせてはいけません。果物の種はバラ科の果物をさします。林檎、苺、桃、さくらんぼなどが代表です。果実は問題なくあげられるので、うっかり種まであげないようにしましょう。

シード、ペレット、野菜、果物とあげましたが、キバタンは好みが分かれやすいので、よく食べてくれる好みの餌を探してあげることが大切です。

キバタンの飼育で必要なものとは?

キバタンの飼育で必要なものとは?

白くてふわふわな体に鮮やかな黄色い冠羽が特徴の「キバタン」について、飼育をする上で必要なものが何かを調査しました。

  • 防音環境
  • ケージ
  • 止まり木・おもちゃ
  • エサ
  • 十分に遊べる環境と時間
  • 数十年共にする覚悟と周囲の理解

防音環境

キバタンは非常に大きな声で鳴きます。「ギャーギャー」と人間の叫び声に似たような、びっくりするほどの大きな声で鳴きます。

そのため、マンションやアパートなどの集合住宅はもちろん、戸建てで飼育する場合でも特別大きな敷地でない限り十分な騒音対策などが必須となるでしょう。対策方法としては住居の一部の防音使用へのリフォームや防音カーテンなどがあげられます。

ケージ

キバタンを買うには大型鳥用のケージが必要です。キバタンは非常に力が強く、弱い材質のケージではすぐに破壊されてしまいますので、ステンレス製などの丈夫なものがおすすめです。それでも噛んだりして傷みますので、数年で買い替える必要があるでしょう。

また、キバタンはとても頭の良い鳥です。出入り口が簡易なものだと、すぐにこじ開けられてしまいますので、南京錠などでしっかり施錠できるようにしておきましょう。

止まり木・おもちゃ

キバタンはとても好奇心旺盛です。暇をもてあますとストレスの原因になりますので、キバタンが飽きないように複数のおもちゃを準備するとよいでしょう。学習能力にも長けていますので、ちょっとした仕掛けのある知育玩具のようなものもおすすめです。

ケージの中には、止まり木・エサ入れ・水入れ・おもちゃを入れておきます。

エサ

野生のキバタンは草食性で、植物の芽や、種子、果実・穀物などを食べています。飼育下では、ペットショップなどで売られている大型オウム用のペレットを与えるとよいでしょう。頭が良い分エサの好き嫌いをこともありますので、食べ慣らすためにも複数の種類のペレットを与えるようにすると、安心です。おやつにはりんごなどの果物をあげると喜びます。

十分に遊べる環境と時間

ストレスをためさせないためにも、定期的に放鳥できる環境が必要です。大型の鳥ですので、それなりに広い環境を必要とするでしょう。

また、人間とコミュニケーションをとって遊ぶことも大好きなので、たっぷりと遊んであげられる時間を確保する必要があります。そのため忙しくてかまってあげる時間が取れない人よりも、キバタン中心の生活を送れる人が飼育には向いているといえます。

数十年共にする覚悟と周囲の理解

キバタンは飼育下では50年~70年生きるともいわれている、非常に長寿な鳥です。そのため、飼育には世代を超えた周囲の理解を得ておく必要があるでしょう。

以上が、キバタンを飼育するために必要なものでした。

一時的なものではなく、環境や時間の確保など生活スタイルからキバタンに合わせることが求められます。手間もかかり、キバタンは決して飼いやすいとは言えませんが、陽気で人懐っこく、人生を共にするのにはとても魅力的な生き物でしょう。

「こんなはずじゃなかった」と飼えなくなってしまうことにならないためにも、しっかりと事前に準備してから迎え入れるようにしたいですね。

キバタンの飼育で注意する点とは?

キバタンの飼育で注意する点とは?

鮮やかな黄色い冠羽が特徴の「キバタン」について、飼育をする上で

  • 調査しました。

    • 大きな鳴き声
    • 寂しがり屋/li>
    • 脱走しやすい/li>
    • くちばしの力が強い/li>
    • 長寿である/li>

    大きな鳴き声

    キバタンの最大の特徴ともいえるのが、非常に大きな鳴き声です。「ギャーギャー」と人間の叫び声に似たような、びっくりするほどの大きな声で鳴きます。そのため一般の家庭で飼育するには十分な騒音対策などが必須となるでしょう。

    寂しがり屋

    キバタンは好奇心旺盛で人間にも懐きやすく、遊ぶことが大好きです。学習能力も高いので、トレーニング次第ではおしゃべりだけでなく踊ったり芸を覚えたりすることもできるようになります。

    その一方で寂しがり屋でもあるため、かまってもらえず退屈すると、とてもストレスを感じてしまいます。そうなると、自分の羽をむしるなどといった自傷行為や、けたたましく鳴き続けるといった行動も出てきますので、注意してください。ケージから出して放鳥させたり、一緒に遊んだりといった時間と環境をたっぷり確保する必要があるでしょう。

    脱走しやすい

    キバタンはとても賢い生き物です。易しい仕掛けであれば器用に開閉することを覚えてしまう可能性があるので、ケージには南京錠などでしっかりと施錠することが必要でしょう。

    くちばしの力が強い

    キバタンは、体長が50cmほどにもなり、鳥類の中では大型の鳥に分類されます。そのためくちばしの力も非常に強く、ケージをこじ開けるなんてことも起こりえます。人間も本気で噛まれたらただでは済まないでしょう。

    長寿である

    キバタンの寿命は、野生では20年~40年、飼育下ではなんと50年~70年ともいわれています。非常に長寿な鳥です。そのため飼い主が1人で飼いきることは難しく、親子2代、3代と世代を超えてお付き合いしていく前提で考えたほうが良いでしょう。

    以上のように、キバタンを飼育するための注意点がいくつかあります。知能が良くて人懐っこく、とても愛嬌があり魅力的ですが、決して飼いやすいとは言えない生き物かもしれません。