使ってはいけないシャンプーの特徴を徹底解説!大事な髪を守るために気をつけるべきこと

シャンプーはドラッグストアなどで数多く販売されており、「好きな香りだから」、「安いから」などの理由でなんとなくシャンプーを使っている人も多いのではないでしょうか。

ただ、今使っているシャンプーは、本当に自分の肌質や髪質に合っているのかよく分からないという人も多いはず。

そこでここでは、「各個人の肌質、髪質に合っていない=使ってはいけないシャンプー」について細かく紹介していきます。

使ってはいけないシャンプーの特徴

使ってはいけないシャンプーの特徴

シャンプーですが、主に「水分」、「界面活性剤(洗浄成分)」、「その他(コンディショニング成分など)」で作られています。

この中で自分の肌質、髪質に合っているかチェックするポイントは、

「界面活性剤の成分の違い」
「界面活性剤以外の成分の違い」

をよく知ることです。

シャンプーの成分表は、含有量の多い順にシャンプーの容器に記載されています。

普段あまり見る事は少ないですが、この成分表をチェックする事で、シャンプーに含まれている成分を確認できます。

ここでは、シャンプーに含まれている成分の特徴を紹介していきます。

洗浄成分(界面活性剤)の特徴

市販されているシャンプーには、主に下記6種類の洗浄成分が使用されています。

  1. アミノ酸系
  2. 硫酸系(高級アルコール系)/li>
  3. オレフィン系(高級アルコール系)
  4. 石けん系
  5. タウリン系
  6. ベタイン系

①アミノ酸系

洗浄力や泡立ちはよくないが、髪や頭皮に優しい。

〇〇グルタミン酸、メチルアラニン、ココイル〇〇など

②硫酸系(高級アルコール系)

洗浄力や泡立ちがよいが、髪や頭皮に刺激が強すぎる場合も。市販のシャンプーの多くが硫酸系の洗浄成分が使用されている。

ラウリル硫酸〇〇、ラウレス硫酸〇〇など

③オレフィン系(高級アルコール系)

強めの洗浄成分で泡立ちもよいが、敏感肌の人には刺激が強い。

オレフィン○○など

④石けん系

洗浄力が高く自然に優しいが、きしみやすくカラーやパーマの髪に合っていない。

石けん用素地、純石鹸、脂肪酸ナトリウムなど

⑤タウリン系

適度な洗浄力があるが、低刺激。

○○タウリンなど

⑥ベタイン系

天然由来で低刺激だが、洗浄力や泡立ちはよくない。

〇〇ベタイン、ココアンホ〇〇など

シャンプーは、①~⑥のようにそれぞれ使用する界面活性剤の違いによって、特徴も異なります。

乾燥肌の人や肌の弱い人が強い洗浄力があるシャンプーを使うと、より乾燥してフケやかゆみを引き起こしてしまうことも。

洗浄によって頭皮トラブルや髪質が悪くなるようなシャンプーは、自分にとって「使ってはいけないシャンプー」なのです。

自分の今の肌質、髪質を理解し、効果的にシャンプーを利用するのがよいでしょう。

洗浄成分以外の特徴

シャンプーを構成する成分は、洗浄成分である界面活性剤が主な成分ですが、それ以外にも髪や頭皮に刺激になる成分が含まれています。

ここでは、洗浄成分以外の成分で気を付けたい成分を紹介します。

カチオン界面活性剤

カチオン界面活性剤とは、静電気を防ぎ、髪を滑らかにしてくれる成分です。

一般的に、トリートメントなどに使用されている成分ですが、シャンプーに配合されている場合は刺激が強すぎるので注意が必要です。

タール系着色料

タール系着色料とは、シャンプーに色を付けて美しく見せる着色料です。

タール色素の中には、皮膚障害やアレルギーを引き起こす成分が含まれているものもあります。

シャンプーの成分表をチェックし、タール色素の表示である「色+数字」の表記があるシャンプーを使う場合、肌の弱い人は注意しましょう。

防腐剤

シャンプーには、細菌やカビ増殖、腐敗を防ぐため防腐剤が使用されています。

防腐剤には、パラベンやフェノキシエタノールなどが使用されていることがありますが、防腐剤で刺激を感じる人もいます。

(※パラベンの代替品としてイソチアゾリノン系防腐剤が使用されている商品もあります。イソチアゾリノン系防腐剤で頭皮の湿疹やかゆみなどのアレルギー反応がでる方もいるので、イソチアゾリノン系の防腐剤の成分も併せてチェックしましょう。イソチアゾリノン系防腐剤については、下記段落でも紹介しています。)

無添加シャンプーなどで、パラベンフリーとかかれたシャンプーの中には、フェノキシエタノールが配合されていることがあります。

肌が弱い人、アレルギー反応が気になる人は特に、購入前に成分表示のチェックが重要です。

使ってはいけないシャンプーとは?

使ってはいけないシャンプーのポイント

ここからは、シャンプーを選ぶ時に「こんなシャンプーは使ってはいけない」というポイントを紹介していきます。

洗浄力が強すぎるシャンプー

最初にチェックするポイントは、洗浄力が強すぎるシャンプーかどうかです。

髪のプロである美容師さんも多く発信していますが、洗浄力が強すぎるシャンプーは、使ってはいけません。

洗浄力が強いシャンプーは、カラーやパーマをしている髪なら特にダメージを増長させる可能性や、敏感肌の人はかゆみや赤みなど肌トラブルになることも。

成分が合わないシャンプー

シャンプーを使用した時、頭皮に赤み、かゆみ、フケ、臭いが出たり、抜け毛が増えやすくなったことはありませんか?

そんな異変を感じた場合、そのシャンプーは自分に成分が合っていない可能性が高いです。

オーガニックシャンプーとして売られている商品でも、人によってはアレルギーや体質で赤みやかゆみの症状が出ることもあります。

赤みやかゆみという症状で出なくても、シャンプーを変えた時に自分の中で違和感、異変を感じたら、成分が合っていない事も考えられます。

髪の見た目が悪くなったなど気になる事があったら、継続してシャンプーを使用せず、自分に合ったシャンプーを探すのが良いでしょう。

イソチアゾリノン系防腐剤を使用したシャンプー

イソチアゾリノン系防腐剤とは、パラベンなどの代替品として使用されることがある防腐剤です。

イソチアゾリノン系防腐剤は、ヨーロッパなどではすでに規制されており、日本を含む各国でこの防腐剤を含む商品を使用した人の中に、アレルギー反応が見られたというデータもあります。

化粧品やシャンプーなどに含まれる濃度ではほとんど問題ないと言われていますが、皮膚トラブルや異変を感じた場合は、使用を中止したほうが良いでしょう。

超しっとり系シャンプー(男性の場合)

男性の場合、洗浄力が弱い超しっとり系シャンプーは、使ってはいけないシャンプーです。

男性は女性に比べ、皮脂量が2倍~3倍あると言われます。

このため男性は、洗浄力が弱いしっとり系シャンプーを使い続けると、皮脂汚れで髪がベタっとするだけでなく、汚れが酸化して臭いの原因となることも。

また男性用スタイリング剤は、キープ力が高く、一度洗浄しただけではきれいに落ちません。

男性が使うシャンプーなら、皮脂汚れとスタイリング剤汚れがしっかり落ちる洗浄力も重視して、シャンプーを選んであげると良いでしょう。

高すぎる(シャンプーだけで5,000円以上)シャンプー

シャンプーで5,000円以上する商品は使ってはいけない、という程ではありませんが、購入する時に、もう一度よく考えた方が良い商品と言えます。

例えば、15,000円のシャンプーと3,000円のシャンプーを比較した時に、15,000円のシャンプーが3,000円のシャンプーの5倍のクオリティがあるかと言われると、そうではない事も多いです。

納得して5,000円以上のシャンプーを購入するならOKですが、値段相応のクオリティをシャンプーに求めるなら、高すぎるシャンプーはおすすめしません。

使うべきおすすめのシャンプーを紹介

使うべきではないシャンプーの特徴はしったけど、じゃあどんなシャンプーを使えばいいのか?

ここでは、成分や使用感、香り、初回価格をチェックし、おすすめのシャンプーをランキング形式で紹介していきます。

ただ気をつけて頂きたいのが、ランキングが上位だからといって、必ず自分に合うシャンプーというわけではありませんので、自分に合ったシャンプー探しをする時に参考にしてください。

ラサーナ プレミオール シャンプー

初回金額 1,980円

アミノ酸系洗浄成分と、ブルターニュ産海泥の2つの洗浄成分で頭皮に負担をかけずに洗浄可能。

地肌の汚れは落としながら、頭皮環境を整えてくれるので頭皮も保湿されカサカサかゆみも改善される。

シャンプーを紹介している各サイトで、必ずと言っていい程上位にランキングされるシャンプー。

また、天然精油と香料をブレンドしたアロマティックフローラルの香りが女性に人気です。

  • 敏感肌の人
  • くせ毛や髪の毛がパサつきな人
  • ダメージケアシャンプーを探している人

harukurokamiスカルプシャンプー

初回金額 3,960円(2ヶ月分)

100%天然由来のエイジングケアできるオールインワンシャンプー。髪のボリュームが減ってきたなどの悩みも、このシャンプー1本で解決。

保湿成分がたっぷり入っているので、リンスやコンディショナーも必要ありません。

多くの女性向け雑誌に掲載され、口コミなどでも支持されている商品なので、安心できるところもおすすめポイント。

柑橘系プラスイランイランの大人っぽい香り。

  • ヘアケアに時間をかけられない人
  • 髪のボリュームが気になる人
  • 絡まないシャンプーを探している人

cocone クレイクリームシャンプー

初回金額 1,980円

SNSでも話題の海のミネラルをたっぷり含んだ泡立たないクレイクリームシャンプー。

クリームで頭皮をマッサージしながら洗う新感覚シャンプーで、自宅にいながら高級エステ感を味わえる。

柑橘系のベルガモットの香りが人気で、リピートする人も。

  • 地肌の汚れや頭皮の臭いが気になる人
  • 髪の乾燥&ゴワつきが気になる人
  • クリームシャンプーでエステ感覚を味わいたい人

ビーリス オーガニック スパークリングシャンプー

初回金額 1,980円

粘りと弾力が強い濃厚炭酸クリーム泡で汚れを落としつつ、乾燥を防ぎながら潤いを守るシャンプー。

合成界面活性剤を使用せず、高濃度のミスト泡が頭皮毛穴の奥まで浸透し洗浄可能。

心地よいホワイトフローラルの香りでフレグランスケアも。

  • カラーやパーマによる髪ダメージが気になる人
  • 頭皮環境を改善したいと思っている人
  • 新感覚シャンプーを試してみたい人

エイトザタラソ クレンジングリペア&モイスト 美容液シャンプー

初回金額 1,540円

3種の幹細胞エキスと海藻エキスなどを配合した、「タラソ幹細胞処方」の美容液シャンプー。

髪のきしみのない、しっとりした洗い上がりでも重たくならないのでくせ毛が扱いやすく。

バランスの良い洗浄成分で洗浄力もほどよくあるが、低刺激なので頭皮のかゆみが改善される人も。

爽やかなアクアホワイトフローラルの香り。

  • 乾燥して髪が広がるくせ毛の人
  • しっとり仕上がりが好きな人。

シャンプーに関する気になる質問

シャンプーに関する気になる質問

ここからはシャンプーに関するよくある疑問について解説していきます。

Q1:使ってはいけないシャンプーはある?その成分は?

A1:国内で市販されているシャンプーには、体に危険な成分は含まれていません。ただ、敏感肌や乾燥肌の人は、以下の5つの成分に気を付けてシャンプー選びをしましょう。

  1. 洗浄力が強すぎる洗浄成分
  2. カチオン界面活性剤
  3. タール系着色料
  4. イソチアゾリノン系防腐剤
  5. 精油成分・植物エキス

Q2:敏感肌や乾燥肌、肌が弱い人が肌に合わないシャンプーを使用したらどうなる?

A2:肌に合わないシャンプーを使うと、頭皮に赤み、かゆみ、フケ、臭いが出ることがあり、抜け毛も増えやすくなってしまいます。 

このような肌トラブルに気づいたら、すぐに使用を中止しましょう。

Q3:安全なシャンプーを使用しているのに、かゆみなどの肌トラブルがあります。どうしてでしょう?

A3:安全なシャンプー、低刺激のシャンプーと言われているものでも、人によっては合まないシャンプーもあります。

洗髪方法、洗髪後の乾かし方などを変えてみて、それでもかゆみなどが気になる場合、シャンプーが合っていない証拠です。シャンプーの見直しを検討しましょう。

Q4:新しく購入したシャンプーで、肌トラブルにならないか心配です。シャンプーが肌に合っているか確認する方法は?

A4:新しくシャンプーを購入した場合、まず「パッチテスト」をすることをおすすめします。

パッチテストの方法を紹介します。

  1. シャンプーを水で希釈する。(※20倍程度に薄める)
  2. 絆創膏のガーゼ部分に薄めたシャンプー液をしみこませ、腕にはる。
  3. 30分程経過したら、赤くなってないかを確認する。赤み、かゆみなどの症状があったら、テストをするのはやめましょう。
  4. 症状がない場合、そのまま絆創膏をはっておき、1日程度放置後、炎症が起きていないか確認する。

まとめ

まとめ

今回は使っていはいけないシャンプーの特徴について紹介してきました。

市販・通販を含めシャンプーの種類は幅広く販売されています。

その中で大切なことはあなたの髪質・頭皮にあったシャンプーを見つけることです。