一人暮らしの方にとって、お仕事でクタクタに疲れて帰ってから料理をすることは面倒だと感じている方も多いと思います。
お仕事が夕方の定刻で終わるならまだしも、残業などで帰宅がかなり遅くなる方にとっては食事を作ることは肉体的にも精神的にも難しい日があるでしょう。
中には、面倒になって食事を取らずにそのまま寝てしまう方もいるかもしれません。
一人暮らしでの生活の中でも、掃除や洗濯はある程度まとめて行うことができますが、食事の場合は、そういうわけにはいきません。
しかも、料理をするという作業については、1人分でも2〜3人分でも手間はほとんど変わらないので、そういった意味でも効率よく済ませたいものです。
食事は人が生きていく上で非常に大切なもの、食事に手を抜いて健康を害するようなことがあっては元も子もありません。
そこで、ご飯を楽にする方法を考えたいと思います。
料理というものは、工夫次第で、その質をほとんど落とすことなく手間を減らすことができます。
ご飯を出来るだけ楽にすることによって、家での夜の限られた時間を、心身ともにリラックスする時間、あるいは趣味に打ち込む時間として過ごすことができれば、「明日も頑張ろう!」という気分になることもできると思います。
そこで、こちらの記事では先ず「ご飯を楽にする方法」についていくつかご紹介します。次に「そもそも買い物に行くのが面倒な場合」についてもその対策をご紹介します。
一人暮らしでご飯が面倒だと思っている方に、参考にして頂けますと幸いです。
ご飯を楽にする方法
ご飯を楽にするためには、料理にかかる手間を出来る限り少なくすることが大切になってきます。
出来れば、ほとんど何もせずに食事を摂ることができれば望ましいですね。
それを実現するには、先ずは以下の9つの方法が考えられます。
- 外食する
- お弁当を買う
- お惣菜を買う
- 冷凍食品を買っておく
- 保存食を買っておく
- 作り置き料理を準備しておく
- 作り置き料理を冷凍保存しておく
- 料理の献立をパターン化する
- 料理代行を依頼する
それでは、それぞれについて詳しく解説していきます。
外食する
ご飯を楽にする方法の中で、最初に思いつき、そして最も簡単な方法は外食することです。
食事を作る、そして食器を洗うという面倒なことをプロに任せて、自分自身は食べたい料理を選ぶ、あとは座って待っているだけで美味しいご飯を食べることが出来ればとても楽ですよね。
外食でも様々な種類がありますが、野菜などが含まれた定食などを注文すれば、栄養バランスも整ったものを食べることができます。
会社からの帰り道で美味しそうなお店、気になったお店があれば、気分転換も兼ねて行ってみてはいかがでしょうか。
お弁当を買う
ご飯を楽にする上で最も簡単な方法は外食であることは紹介しましたが、毎日外食ばっかりだと、どうしてもお金がかかり過ぎてしまいます。
かと言って、どうしても料理したくもない…そのような方には仕事の帰りにお弁当を買って、それを夕食とすることをお勧めします。
特に最近のコンビニ弁当は美味しいだけではなく、栄養バランスもきちんと考えられて作られたものが多いです。
また、季節ごとに種類も変わるので飽きることもないでしょう。
「コンビニのお弁当だと高い!」と感じている方は、専門のお弁当屋さん、あるいはスーパーのお弁当コーナーなどにも美味しいお弁当が豊富に揃っています。
特にスーパーでは夕方になるとお弁当は割引になることが多いので、お財布を気にしている方にはお勧めです。
お弁当であれば、料理といっても電子レンジで温めるだけです。また、食事を終えた後に食器を洗わなくても済むという利点もあります。
お惣菜を買う
お弁当の中には、「量が多すぎる、あるいは少な過ぎる」とか「嫌いなものが入っている」ということを感じる方もいると思います。
そのような方は、いくつかのお惣菜を買って、それを組み合わせることで、オリジナルのお弁当とするのはいかがでしょうか。それであれば、食べたいものを、食べたい分だけ食べることができます。
また、お惣菜であればお弁当よりも食費を抑えられる可能性があります。
ただし、お弁当は栄養バランスを考慮して作られたものが多いことに対して、好きなお惣菜だけを選んでいる食事だとどうしても栄養が偏りやすくなってしまいます。
お惣菜を選ぶ際には、栄養バランスにも気をつけたいものです。
冷凍食品を買っておく
平日の食事は面倒だけど、週末には余裕があるという方には、週末に日持ちする食品を買い貯めしておくという方法があります。
それには、冷凍食品が先ず思い浮かぶことでしょう。
最近の冷凍技術は驚くほど進化しており、出来たての料理と比べても遜色のない美味しいものが数多く存在します。
そこで、お仕事のない日に冷凍食品の買い貯めをしておけば、仕事で疲れて帰った日には電子レンジで温めるだけで、美味しい料理が出来上がります。
特に冷凍食品については業務用スーパーなどでまとめ買いすれば、価格についても抑えることができます。
保存食を買っておく
冷凍食品を買い貯めしても、一般的な家庭用冷凍庫の容量には限りがあるので、それを補う意味でも常温で保存できる食品を買い貯めしておくこともお勧めです。
特に、ご飯、味噌汁、スープ、缶詰、レトルトカレーなどはあらかじめ保存食で用意しておくと便利です。
また、家に保存食をストックしておくことについては、地震などの災害が発生した際にも助けられることもあります。
そういった意味では、料理をすることが好きな方も、保存食を買い貯めしておくことはお勧めです。
作り置き料理を準備しておく
平日に料理することは面倒だけど、料理そのものについては嫌いではないという方には、仕事のない休日に作り置き料理をしておくことがお勧めです。いわゆる常備菜です。
作り置きであれば、煮物系の惣菜、漬物系の惣菜など日持ちするメニューを選ぶことがコツです。
作り置き料理については、それに特化した書籍も数多く出版されていますので、興味のある方は本屋さんで見てみてはいかがでしょうか。
休日の2〜3時間を使って、作りおき料理を3〜5品ほど用意しておけば、平日の間は何も買わずに、そして何も作らずに(ただ少し温めなどをするだけで)、食事をとることができます。
作り置き料理であれば、スーパーなどでお惣菜を買うよりも安価であることが多いので、金銭的にも助かります。
ただし、作り置き料理をすると、週末が近づくと中途半端に残る可能性もあります。
そのような時には、その料理にアレンジして味を変えて楽しみましょう。
作り置き料理を冷凍保存しておく
料理をすることが面倒だけど、毎週末に料理することは難しいという方には、食品を簡単に料理した上で、冷凍保存しておくことがお勧めです。
冷凍保存しておけば、その種類にも因りますが1週間以上もつものも多いです。
冷凍保存された料理を予め準備しておいて、食べる時には、電子レンジで温めるだけ、あるいは湯煎するだけということであれば、それほどの手間もかからないでしょう。
また、料理をすることが苦手な方であれば、ご飯だけでも冷凍保存しておくと平日の料理が楽になります。
ご飯の冷凍保存については比較的に簡単で、冷凍保存用の容器もありますので、初心者の方でも失敗することなく出来ると思います。
料理の献立をパターン化する
料理が面倒だと感じている方には、作ること自体が面倒というよりも、考えることが面倒だと感じている方もいるかと思います。
そういった方は、料理の献立を予めパターン化しておくことがお勧めです。
ただし、パターン化するといっても、全ての料理をパターン化してしまうと飽きてしまうし、栄養バランスを考えてもあまり好ましいことではありません。
そこで、例えば作り置き料理だけでもパターン化しておけば、作り置き料理をする手間についてはぐっと減らすことができると思います。
料理代行を依頼する
外食も面倒、お弁当/お惣菜は好きなものがない、料理は苦手といった方には、最後の手段として他の方に料理をしてもらう、すなわち料理代行を依頼するという方法があります。
料理代行を依頼して、例えば週末に1週間分の作り置き料理をしてもらえば、食べたいときに温めて食べることができるので、便利です。
また、「料理は苦手だけど出来るようになりたい」といった方であれば、料理代行で作ってもらった料理を参考にして、自分でも出来そうな料理から一つずつ挑戦してみるといったこともできます。
その方法であれば、料理教室に通うよりも、自分の好みにあった料理を作ることができる可能性が高いです。
そもそも買い物に行くのが面倒な場合
先ほどまでは、ご飯を楽にするためには料理にかかる手間を出来る限り少なくすることが望ましいと説明しましたが、中には「そもそも買い物に行くことが面倒」という方もいらっしゃると思います。
また、先の項目でも紹介しましたが、「保存食を買っておく」、「冷凍食品を買っておく」などの方法を利用すれば、たとえ買い物に行くにしても、その回数を出来るだけ減らすことができますが、出来るだけ買い物に出かけることなく食事を摂るという方法もあります。
以下にその方法についてご紹介します。
- 通信販売を利用する
- 宅配弁当を利用する
- デリバリーを利用する
- ミールキットを利用する
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
通信販売を利用する
通信販売という言葉を聞くと食料品以外のものを思い浮かべる方も多いかと思いますが、最近では食料品についても様々なものが揃っています。
中には、ほとんど料理をせずに直ぐに食べることが出来るものもありますので、買い物に行くことが面倒だという方にはお勧めです。
特に最近のコロナ禍では、買い物に何度も行くことが推奨されない風潮もありますので、そういったことを気にされている方は買い物に行かずに、通信販売だけでやりくりすることも出来ます。
通信販売については、その販売形態を専門としている会社だけではなく、大手スーパー、コンビニなどでも取り扱っているお店が多いので、お気に入りのスーパー、コンビニがある方はお店のホームページなどで是非確認してみて下さい。
さらに、通信販売だと地方の特産品なども手軽に入手することができます。
気軽に旅行に行くことが難しい状況であれば、せめて料理だけでもお気に入りの地方のものを味わいたいという方もいるのではないでしょうか。
地方の特産品の通信販売の中には値段がかかる商品も多いのですが、気になったものがあれば、たまの贅沢として試してみるのはいかがでしょうか。
宅配弁当を利用する
買い物に行くことだけではなく、食べ物を買うこと、選ぶことが面倒だという方には宅配弁当がお勧めです。
宅配弁当の良いところは、こういった手軽なところだけではなく、栄養バランスもきちんと考えられているものが多いことです。
一人暮らしの生活だと、どうしても栄養バランスが偏りがちになると思います。また、年を重ねていくと生活習慣病などのリスクもあります。
宅配弁当の中には専門の栄養士がきちんと考えて作られているものも多いので、持病をもっている方、健康を気にしている方には特にお勧めできます。
デリバリーを利用する
買い物に行くことが面倒だけど、美味しい料理を食べたいという方にはデリバリーがお勧めです。
特に、最近のコロナ禍の中では、デリバリーに対応したお店も急速に増えてきました。
プロの料理人に作ってもらった料理を家で食べることができることが出来れば、食事の時間もとても楽しいものになりますよね。
ミールキットを利用する
買い物に行くことは面倒だけど、料理をすることは嫌いではないという方にはミールキットを利用するという選択肢があります。
ミールキットとは、レシピと食材がセットになったアイテムであり、新鮮な野菜や肉などの食材が必要な分量だけ入っているものです。
主には食材宅配会社が提供しているのですが、買い物の手間も省けるということで最近は人気です。
料理をすることが楽しいと感じている方であれば、プロ並の料理を手軽に作ることができるというメリットもありますので、そういった楽しみもあります。
まとめ
「一人暮らしでご飯が面倒くさい」という方に、その解決策として様々な方法を上げましたが、どれか一つの方法だけを選ぶということではありません。
例えば「私は料理が好きだけど、レパートリーがほとんどない」という方もいるかと思います。あるいは、平日でも少しだけなら料理することが苦ではないという方もいると思います。
そのような方は幾つかの方法を組み合わせて、自分にとって最適な方法を見つけることが出来れば良いと思います。
いずれにしましても、人間が生きて行く上では、食事をとることは欠かせません。
ただし、料理については、その質を落とさずに、いくらでも手を抜くことができると思います。
作ること、買い物をすることが手間だと感じている方は、その手間を出来るだけ抑えた上で、効率良く食事を摂る方法を考えましょう。