ハンドメイドが趣味でかわいいものを自分で作りたい!
趣味で作ったポーチやエコバックなどを「かわいい!」「私にも作って」など褒められた!
そんな経験がある方は意外に多いのではないでしょうか?
裁縫などが得意な方からすると「自分で作ればいいのに」と思うところだと思いますが、苦手で自分では作れないけれどハンドメイドのものが好きという方からすればとても羨ましい才能でしかありません。
そんな身近な経験を全国区に当てはめて視野を広げてみると、ハンドメイドはとても重要のある分野だということが分かります。
自分で作った作品が全国の方に注目されて、しかも購入してもらえたらとても幸せな経験になりませんか?
今回はそんなハンドメイドを趣味になさっている方に、ご自身の作った作品を人気フリマサイト「メルカリ」で出品する方法に関してぜひ知っていただきたい情報をまとめてみました。
メルカリで出品できるハンドメイド商品はどんなの?
メルカリでは基本どのようなハンドメイドの商品でも出品出来ます。
メルカリを覗いてみると実に多岐にわたった商品が販売されているのを目にするでしょう。
自分の作品を販売したことがない人からすると、どうしても自己評価は低くなってしまうと思います。
自分では「こんなものは誰もお金を出してまでは欲しがらないだろう。。。」と思っても人の価値観は本当に様々です。
最初に述べたようにハンドメイドを得意とする人はそれが当たり前なので、他の人が作った作品を購入するなら自分で似たようなものを作る、という発想になると思います。
しかし手先が器用でなく自分で作れない、もしくは作る時間がない人からするとその発想はないので購入するしかありません。では実際にどのようなものが販売されているのか具体例をあげていきます。
ペット用の服・人形の服・ベビー用品(よだれかけ等)・刺繍用品・アクセサリー類・女性用の洋服・トートバッグ…などです。
この他にも例を挙げたらキリがありません。
アクセサリー類やお洋服はもちろんのこと、DIYの作品や変わったものでは消しゴムハンコ、一時期流行ったアルミホイルで作った玉など様々なものが出品されています。
そしてそのようなハンドメイド作品は何も完璧である必要もないのです。
もちろん、クオリティーの高い商品は注目度も高くなり値段も高く売れます。
しかしメルカリの一番の特徴はフリマサイトなので、もともとが素人同士のやり取りが基本です。ですので業者販売のような完璧さは求められてはおりません。
自分で値段を決められるので、他の出品作品とご自身の作品のクオリティーを比べてみて、売れている相場価格などを考えながら値段設定をしていけば良いのです。
手抜き商品は論外ですが、ご自身でこころを込めて作られた作品は立派な商品です。メルカリユーザーがお金を出しても手に入れたいと思うなら、それが商品になるのです。
ハンドメイド商品を出品する際の注意点
ハンドメイド商品を出品する際の1番の注意点は何といっても著作権に関するものです。
メルカリガイドからの引用では、
『ハンドメイド品の出品可否について:商標権や著作権などの知的財産権の侵害に該当しない商品であればハンドメイド品の出品は可能です。』
とあります。
上記の引用に関して実際の例を挙げて一番わかりやすいのは「キャラクターがプリントされている生地を利用して作成した商品」ではないでしょうか。
手芸用品店などに足を運ぶと様々な生地が売られていますが、中でも最近はやりの人気アニメキャラクターやスヌーピー・キティちゃんなどの定番キャラクターなどの生地は人気が高いですよね。
そのような生地で作った製品はご自身やお子様などが使用する分にはもちろん何も問題ありません。
ただそれを「商品化して販売する」となると著作権問題が浮上してきます。
キャラクターやブランドには商標権があるため、それらを商品化する際には許可が必要となります。
また、芸能人や著名人の写真を無断で商品に使用することも禁じられています。
許可なく販売目的で作成し所持していると、商標権の違反で逮捕されてしまう可能性もありますので十分注意してください。
販売者の社会的マナーを疑われる商品も販売禁止の対象となっています。直近では新型コロナウイルスの影響に伴いマスクの転売などが禁止されていましたが、メルカリでも、たとえハンドメイドのマスクといえど一時は出品不可となっていました。
ハンドメイドの化粧品類(香水も含む)は薬機法違反となるため販売を禁止されているなど注意が必要な商品は他にもあります。
食品に関しても自分で製造した食品(例えばパンやクッキーなど)を出品する際は、食品の種類に応じて保健所からの営業許可が必要となる場合があります。
以上を踏まえて、事前に販売可能な商品かどうか十分な下調べを心掛けましょう。
違反商品に関しては詳しくはメルカリガイドに説明が載っているので、出品前にどのような商品が気を付けないといけない対象なのか読んでおくことをオススメします。
それでも不確かな場合は直接メルカリの運営に質問してみましょう。
次に、これはハンドメイドに限ったことではないのですが、フリマアプリで自分では値段を設定できるためお客様(購入希望のユーザー)から値下げの交渉が入ることは珍しくありません。
しかし、例えば自分のなかにある「これ以上は下げられないギリギリの値段」を最初から設定するのはオススメしません。
メルカリユーザー購入側の醍醐味の一つに「お値下げ交渉」があります。
何も大幅な値下げばかりを交渉するわけではなく(中にはそういう方もいらっしゃいますが)、単に値下げ交渉自体を楽しんでいる方々がたくさんいらっしゃいます。
購入前のそのようなやり取りもメルカリユーザーの楽しみの一つで、要は少しでも販売価格より安くできませんか?と交渉が入るわけです。
メルカリの販売価格の最低金額は300円なのですが、例えば380円で出品したものを値下げ交渉で「少しで結構なのでお値下げできませんか?」などどコメントが来たりします。
そこで「ほんの気持ちですが、360円ではいかがでしょうか?」などと返すとたいていは喜んで購入していただけます。ほんの20円の値下げですが双方気持ちの良い取引が出来るようになるのです。
もちろん元々の販売価格によるので、3,000円に設定してあるものを20円の値引きで喜んでもらえる購入者はなかなかいないでしょう。メルカリの相場としてお値下げ金額は販売価格からの1~2割です。
それ以上の交渉は非常識ととらえられ、例えば3,000円の商品を1,500円になりませんか?などのコメントは無視したとしても問題ありません。
しかし、このような値下げ交渉自体を楽しんでいる方々からすると、お値下げ不可ですという販売者には興ざめして、では結構ですとせっかくの売れるチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。
かといって販売する側からしてみたら、自分で作成した愛着のある商品を自分の納得のいかない値段で売らなければならなくなるのは耐え難いですよね。
ですので、自分の商品と似た商品がいくらくらいで売れているのかをリサーチの上、自分の中での最低販売価格より1〜2割増しで値段設定をすることをオススメします。
ぜひ試してみて下さいね。
メルカリで売れやすいハンドメイド商品は?
ユーザー数がほかのフリマアプリに比べて群を抜いて多いのがメルカリです。
男性よりも女性の比率が高く、ファッション好きな女性から主婦や子育て中の方まで幅広い方が利用しています。
メルカリを開き細かい商品設定はせずに『ハンドメイド』と検索するとアクセサリーやバック、ポーチなどが目に飛び込んできます。
では実際にどのような商品が出品されているのか、カテゴリーのハンドメイドを検索すると、
アクセサリー(女性用)・ファッション/小物・アクセサリー/時計・日用品/インテリア・趣味/おもちゃ・キッズ/ベビー・素材/材料・二次創作物・その他。。。とあります。
中でも売れ筋はヘアゴムやピアス/イヤリング、チャームなどのアクセサリー類や、バッグやポーチ、ティッシュカバーなどで、日常的に誰でも使う商品の注目度は高いです。
また、最近人気のハーバリウムも数多く出品されているようにインテリア関係も人気なので、DIYを得意とする方はインテリアとして使えそうな商品を出品すると良さそうです。
スマホケースも定番人気です。スマホケースは派手目の明るい雰囲気のものが良く売れています。
主婦や子育て中の方からは、もちろんベビー用品やキッズ用品が人気です。
ただ注目度が高い商品にはライバルがとても多く、出品数も相当な数になります。
そのため、先に述べたように単にハンドメイドと検索するだけで、出てくる商品にアクセサリーやバック、ポーチなどの割合が多く見受けられるのです。
そういった人気の分野、激戦区のなかで注目されるのはかなり難しいと言えるでしょう。ですのでこれから出品する方には比較的出品者の少ないところを狙うことをおススメします。
例えばカテゴリーの『その他』をチェックして売れている商品を見つけるのも一つの方法ですね。
重要がありそうで比較的数の少ない商品が見つかったら、いよいよ出品です。
自分のアカウント内でいろいろなものを出品するのでも良いのですが、リピーターが付きやすいのは世界観が安定しているアカウントです。
例えば出品する商品をイチゴ柄のみに統一すると、イチゴ柄が好きな方からリピートしてもらえる可能性が高くなる、などです。
また、メルカリで出品したハンドメイドの商品をうまく売るためには「重要がある商品を分かりやすく」販売することです。
分かりやすくというのは、写真をいろいろな角度から撮影して載せたり商品の説明を工夫するなどです。
実店舗での買い物を思い出してみると分かるように、いいなと思った商品は手に取って様々な角度からチェックしますよね。それと同じ体験が出来るように正面・後ろ・斜め・下から・横から。。。など様々な角度の写真を載せてあげる事です。
メルカリでは10枚まで写真をアップすることが出来るので、十分な枚数でしょう。
写真の加工も無料アプリで可能ですが、加工のし過ぎはトラブルのもとになるのであまりオススメはしません。
商品の説明も長すぎると読んでもらえなくなりますが、その商品のチャームポイントや便利なところ、特に力を入れた部分などの説明を入れると商品にリアリティが沸き安心して購入してもらうことが出来ます。
少しの工夫で他のアカウントに差をつけることが出来ますので、ぜひ試してみて下さい。
ハンドメイド商品にはトラブルが多いってホント?
メルカリは素人同士のやり取りの為、トラブルはつきものです。
お取り置きをお願いされて期限が来ても連絡が取れなかったり、購入後にいろいろと質問されてやっぱりキャンセルしたい等など。
そんな中でもハンドメイドならではのトラブルはどのようなものがあるのでしょうか。
一番のトラブルはオーダーメイドに関するトラブルです。サイズが限られる商品、名前を入れる商品などの完全なるオーダーメイドに関してはあとからキャンセルされたところでその商品は他の人にはなかなか売れるものではありません。
そのような商品に関しては購入前のコメントで事前に細かく意思の確認をし、購入後はキャンセル出来ないことに承諾をもらってから取り掛かるのが良いでしょう。
事前にコメント欄でやり取りをすることで相手の方の人柄が伺えて、後々トラブルになりそうな取引になるかどうかもある程度見通すことが出来ます。
また物にもよりますが、配送の段階で壊れたり傷ついたりする可能性も考えて梱包には最善の注意を払うことをオススメします。
そして、これはイレギュラーというかあまりないことですが、たまにユーザーの方から完全なオーダーメイドは引き受けていないにも関わらずしつこく要求されたり、商品の作り方を聞いてきたりなどといった非常識な対応をされることもあります。
そのような場合、こちらが常識的な対応をしても受け入れてもらえないときは一人で悩まずメルカリ事務局に相談しましょう。迅速に適正な判断をもって対応してもらえますので安心してください。
まとめ
アカウントを作成し出品するだけで、自分の作品が全国に広がるメルカリの世界。
ハンドメイドが趣味の方にとっては、自分自身の商品を可愛い、欲しい、と言われることほど幸せなことはないですよね。ましてやそれでお金を稼ぐことが出来るのです。
重要があるものを調べてから何を作って販売していくのかを決めるのが流れとしては順当です。
しかし、まだあまり知られていないけれど習い事などをしていて自信のある商品がある方は、自分で需要を作りだすチャンスでもあります。
初めは不安もたくさんあると思いますが、出品するだけならただで出来るのでぜひ挑戦してみて下さい。
自分の好きなものを自分のペースで出品することが出来るメルカリのアカウント。
販売者側も購入者側も満足のいく取引が出来る、素晴らしいアカウントを目指して下さいね。