モモンガの【値段・エサ・飼い方】について徹底解説!

  • 3月 29, 2021
  • 5月 11, 2021
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日本ではあまりペットとして飼っている人が少ない小動物のモモンガ。そもそもペットとして飼育できるのがフクロモモンガとアメリカモモンガの2種類だけということもあり、中々お目にかかれない種族です。しかもアメリカモモンガは輸入規制があるため今ではほとんど飼う事ができなくなってきました。

そこでこの記事ではモモンガを実際に飼ってみたい人が知りたい情報をまとめましたので、気になる方は参考にしてみて下さい。

モモンガの生態について

モモンガの生態

モモンガは、「有袋類」と「げっ歯類」のモモンガがいます。有袋類とはお腹に子どもを育てる袋をもつ動物で、コアラやカンガルーが有名です。有袋類のモモンガは6種類存在しますが、この中で日本でペットとして飼育することができる種類は「フクロモモンガ」のみです。

げっ歯類とは、物をかじるのに適した歯と顎を持つネズミ目の動物で、モルモットやプレーリードッグ、ハムスターなどが有名です。げっ歯類のモモンガは全部で約45種類が存在しますが、この中でペットとして飼育することができる種類は「アメリカモモンガ」のみです。

上記のとおり、ペットとして飼育できるのは、アメリカモモンガとフクロモモンガの2種類です。ここから、アメリカモモンガとフクロモモンガに分けて生態を見ていきます。

アメリカモモンガ

アメリカモモンガは、げっ歯類リス亜科モモンガ属の動物で、リスの仲間です。野生では南東カナダや東アメリカ、メキシコなどに生息しています。

アメリカモモンガの体の特徴

アメリカモモンガの身体は、12㎝~15㎝、体重は50g~110g程です。平均寿命は10年以下と言われています。

頭の上の方についた大きな目と、比較的大きな耳、平らなしっぽは基本垂らしています。体は茶褐色の被毛に、お腹部分は白に近いクリーム色をしています。腕と脚は長めで、口の近くのひげは、滑空するときの距離などを測る触覚センサーの役割をしています。また、前脚から後ろ脚にかけて飛膜があります。この飛膜を広げて、木から木へと滑空移動ができます。

性格と特徴

性格はとても臆病で神経質、人間には懐きにくいです。夜行性で、夕方ころから巣から出てきて活動を開始します。

行動

野生のアメリカモモンガは、広葉樹に開いた穴やキツツキが開けた穴を巣にし、普段は単独で生活しています。ただ、冬になると1つの巣に複数集まって寒さをしのぐ習性も持っています。森林地帯で生活しているモモンガは、飛膜によって木から木を滑空して、木の上で生活し食べ物を探す「樹上生活」をしており、一生のほとんどを樹の上で過ごすと言われています。

食べ物は、種子や木の実、果実、キノコなどを中心に食べ、昆虫類も食べる雑食性です。

その他の特徴

現在ワシントン条約により輸入が制限されており、日本国内で繁殖した個体のみ販売が可能です。そのため、ペットショップでもあまり見かけなくなってきていて、ペットとして買うのは入手するのが難しいといえます。

アメリカモモンガの毛色は、ノーマル、アルビノなどがいます。

フクロモモンガ

フクロモモンガは、カンガルー目(有袋目)フクロモモンガ科フクロモモンガ属の動物で、カンガルーと同じ有袋類です。野生ではタスマニア島、オーストラリア大陸の北部と東部、ニューブリテン島、ニューギニア島とその周囲の島々などに生息しています。

フクロモモンガの体の特徴

フクロモモンガの身体は、12㎝~16㎝、体重は90g~150g程です。平均寿命は7年~12年と言われています。

頭の上の方についた大きな目と、比較的大きな耳、平らなしっぽは基本垂らしています。一般的なノーマルと言われる個体の体は、背中が淡色~青色気味の灰色で、鼻筋から頭部、背中にかけて黒色ラインがあります。

前足と後ろ足の指が特徴的で、前足は、4番目の指が昆虫類を捕食する為に1本だけ長くなっています。オスは頭部に臭腺があり、大人になると臭腺から分泌液が出るため頭部がハゲているように見えることもあります。オス、メス共に独特のにおいがして、においで相手を識別する習性があります。

またアメリカモモンガと同じで、前脚から後ろ脚にかけて飛膜があり、この飛膜を広げて、木から木へと滑空移動ができます。

性格と特徴

性格は警戒心が強く縄張り意識が強いですが、ペットとして飼われているフクロモモンガは慣れてくると、徐々に打ち解けてくれます。野生では群れでコミュニケーションをとりながら行動するので、多頭飼いも可能です。夜行性で、夕方ころから巣から出てきて活動を開始します。

行動

野生のフクロモモンガは、広葉樹に開いた穴を巣にし、1頭のオスが群れのリーダーとなり、複数のメスを引き連れ、6匹~7匹の群れで生活しています。アメリカモモンガと同様で、木の上で生活し食べ物を探す「樹上生活」をしています。

食べ物は、アカシアやユーカリの樹液、果汁、花粉や花蜜、昆虫類などを食べる雑食性です。

その他の特徴

現在ペットショップで見かけるほとんどは、フクロモモンガです。かわいらしい見た目からペットとして人気が高まっており、毛色もたくさんいます。

【フクロモモンガの毛色】

  • ノーマル、スタンダード、クラシック(人工的な掛け合わせを行なっていない優性遺伝の品種)
  • クリミノ(黄褐色~茶色の体に、茶色のストライプが入っている)
  • リューシスティック(真っ白な体)
  • アルビノ(真っ白な体に、真っ赤な目が特徴)
  • プラチナ(成長するにつれて全身が淡い銀色になる)

「収斂進化(しゅうれんしんか)」について

アメリカモモンガはリス科で、フクロモモンガはフクロモモンガ科で、違う種類の動物です。では、なぜ似ているのかということですが、理由は「収斂進化(しゅうれんしんか)」を遂げたからと言われています。「収斂進化(しゅうれんしんか)」とは、異なる生物が似たような生態的地位についたときに、類似した進化を遂げるという意味です。

モモンガの値段について

モモンガの値段

モモンガは世界中にたくさんの種類がいますが、ペットとして飼育できるのは、アメリカモモンガとフクロモモンガの2種類だけです。ただアメリカモモンガは、ワシントン条約により輸入が制限されており、日本国内で繁殖した個体のみ販売が可能です。

そのため、ペットショップでもあまり見かけなくなってきていて、ペットとして買うのは入手するのが難しいといえます。以上のことから、ペットショップで買うことができるモモンガのほとんどは、「フクロモモンガ」です。

※ごくまれにペットショップでアメリカモモンガが見られますが、希少価値が高く10万円以上の値段で売られることもあります。

ここから「フクロモモンガ」の値段の違いを毛色で見ていき、柄の種類を紹介します。

基本的には、毛色×柄の希少価値で値段が決まりますが、メスの方がニオイが少ないと言われているためか、高価な個体が多いです。毛色や柄は、ペットショップやブリーダーによって呼び名が少々異なることがあります。

【フクロモモンガの毛色】

  • スタンダードグレイ(ノーマル)
  • リューシスティック
  • クリミノ
  • アルビノ
  • プラチナ

【フクロモモンガの柄の種類】

  • モザイク
  • ホワイトフェイス
  • リングテール
  • その他

フクロモモンガの値段について、フクロモモンガの毛色で細かく見ていきます。

スタンダードグレイ

ノーマル、クラシックとも呼ばれる一般的なカラーです。【優性遺伝】です。優性遺伝とは、人工的な掛け合わせを行なっていない品種のことを言います。

一番寿命が長い種類言われており、野生で見られるフクロモモンガと同じ毛色です。少し青っぽいグレーから茶色の毛に覆われていて、尾から頭の先まで濃いラインが入っています。

お腹の毛色は、は赤ちゃんの時は白っぽく、成長によって黄色くなっていきます。値段は2万5千円から5万円くらいです。

リューシスティック

【劣性遺伝】です。人工的に掛け合わせを行って産まれた品種のことを言います。日本では、スタンダードグレイの次に有名なカラーです。真っ白な体に真っ黒な瞳が特徴です。生まれた時は真っ白ですが、成長するにつれて少しずつ黄ばんで行く個体もいます。値段は10万円〜です。

クリミノ

【劣性遺伝】
黄褐色に近い毛色で、薄い茶色のストライプが入るカラーです。落ち着いた色合いで綺麗な毛色なので、人気があります。値段は6万円〜です。

アルビノ

【劣性遺伝】
他の動物にも存在するカラーで、真っ白な体に、真っ赤な目が特徴的な個体です。ただ、成長につれて体が黄ばんで行く個体もいます。値段は10万円〜です。

プラチナ

【劣性遺伝】
淡い銀色の毛色に、鼻から尾まで、明るい灰色がかった茶色のストライプが入るカラーです。価格は7万円〜です。

次に柄ごとの特徴についても紹介していきます。

モザイク

【優性遺伝】
日本でいうブチ柄のことを言い、ポピュラーなカラーリングです。どのカラーにも起こり得る柄です。

ホワイトフェイス

【優性遺伝】
顔の耳から顎に走るラインがない個体を、ホワイトフェイスと言います。ホワイトフェイスはとても人気があり、色の抜け方で価格も大きく異なってきます。

リングテール

尻尾に黒と白のシマシマ模様が現れる個体のことを言います。

その他

この他にも様々な毛色×柄のフクロモモンガがペットとして流通していて、カラーバリエーションは、20種類以上と言われています。

モモンガのエサについて

モモンガのエサ

日本で飼われているモモンガのほとんどがフクロモモンガですが、実際にどのようなエサを食べるのか?エサについて細かく見ていきます。

フクロモモンガに与えるエサについて、下記3つに分けて見ていきます。

  • エサの成分
  • エサの与え方
  • エサの注意点

エサについて細かく見ていきます。

エサの成分

フクロモモンガは雑食性の動物です。野生では、アカシアやユーカリの樹液、果汁、花粉や花蜜、昆虫類を食べています。雑食性とは言い換えれば、動物性と植物性の両方の栄養が必要になると言えます。偏食になりやすい個体も多いので、エサを与える時は、飼い主が上手にコントロールしてあげましょう。

フクロモモンガに与えるエサは、基本的にはペットショップなどで売っているペレットと呼ばれるモモンガ専用の総合栄養食です。モモンガは偏食傾向の強い動物なので、ペレットを食べないモモンガも多く、心配した飼い主が果物や種子などを多く与えていると、栄養がかたよってしまい、体調不良や病気になってしまいます。ペレットをなるべく食べさせるように、何種類かのペレットを用意するのがよいでしょう。

野生のフクロモモンガは、昆虫などを食べることによってタンパク質を補給しており、飼育下でも同様に、コオロギなどの昆虫を与えたほうがいいと言われています。昆虫を用意するのが大変な場合、昆虫以外にはお豆腐や卵の白身、ささみ、煮干しなどで代用しましょう。

また野生化で食べている樹液や花蜜は、飼育下ではメープルシロップを水で薄めことで代用できます。

エサの与え方

フクロモモンガは夜行性の動物なので、エサは夕方から夜の間に食べます。1日分の食事は体重の15〜20%の範囲で、体重120gのフクロフクロモモンガなら1日18〜24gが適量です。

慣れないうちはきちんと計ってエサを与えることで、適切な量を与えてあげましょう。またエサは、少し食べ残すくらいが最適と言われています。毎日の食事を観察しながら、量を調整してあげることが必要です。

エサの注意点

フクロモモンガのエサを与える時に注意すべきポイントは、偏食にさせないことです。

もともと野生のフクロモモンガの食生活は、季節によって食べられるものを食べるといった雑食性で偏食傾向があります。そのような雑食性の動物は、飼育下では好きなものしか食べなくなることが多くなり、栄養がかたよって体調不良になってしまうことが多くあります。バランスのいい栄養食は、ペレットをあげることが最適で、一番簡単です。

果実など甘いものはフクロモモンガも大好物で、たくさん食べてしまい、ペレットを食べなくなってしまいます。果実など甘いものは、少量をあげるようにしましょう。

【フクロモモンガの注意したい病気】

フクロモモンガは栄養不足により、「クル病」になりやすいと言われています。クル病とはビタミンが足りなくなり、骨をしっかり作ることができなくなってしまい、骨が脆くなる病気です。クル病にならないようにするには日光浴をできるようにしたり、ビタミンやカルシウムなどの栄養が不足しないようにすることが大切です。

【フクロモモンガにとって有害なエサ】

「牛乳」「ネギ類」「チョコレートなどの人間のおやつ」「生肉、生卵」など

モモンガの飼育に必要もの

モモンガの飼育

モモンガを実際に飼育する時は他の小動物と同じようなモノを揃えればいいのか?日本ではメジャーなペットに比べると飼ってる人が少ないので、何を揃えればいいか悩みますよね。そこでここでは、フクロモモンガの飼育に必要なものについて細かく見ていきます。

【必ず必要なもの】

  • ケージ
  • 寝床(ポーチ、ハウス)
  • 止まり木・ステージ
  • エサ入れ(お皿)
  • 給水ボトル
  • 温湿度計

【用意しておくと便利なもの】

  • 床材
  • おもちゃ
  • 保温用品
  • お手入れ用品

飼育に必要なものを、細かく見ていきます。

ケージ

ケージとは檻やカゴのことです。ケージは、市販品(モモンガ専用ケージ)が適しています。フクロモモンガは野生下では木の上で生活していて、木から木へ飛び移動します。このため、飼育するケージはなるべく高さのある物を選びましょう。

ケージは、金網ケージとアクリルケージが一般的ですが、おすすめはアクリルケージです。

【アクリルケージがおすすめな理由】

  • フクロモモンガはトイレを覚えず、マーキングの意味でもおしっこを飛ばしてしまうため、汚れが飛び散る心配がない。
  • フクロモモンガは独特のにおいがあり、特にオスは、臭腺がありにおいが強め。アクリルケージは、密閉度が高いためにおいを防げる。
  • フクロモモンガは寒さに弱いため、密閉度が高いアクリルケージは保温性に優れているから。ただし、高温になる夏場は温度管理に注意が必要。

寝床(ポーチ、ハウス)

野性のフクロモモンガは、木の穴を利用して生活しています。このため飼育するうえでも木の穴の代わりとなるポーチが必需品です。

【寝床(ポーチ、ハウス)の種類】

「二重ハンモック」上部に乗るとハンモック、内部に入るとハウスとして使えるハンモックとハウス一体型。「ボックス型ハウス」ボックス型で木に空いた穴に似ていて、入口は狭く内部は広く使えます。「三角型ハウス」三角型の寝床で、ボックス型より少し内部が狭くなっています。この他にもトンネル型や、巾着型があります。

止まり木、ステージ

木から木へ移動する習性のあるフクロモモンガのために、止まり木とステージが必要です。ステージは、休憩用に用意します。

エサ入れ(お皿)

陶器製のお皿のような器がひっくり返されないため、おすすめです。ペレットや果物、種子など分けて置けるような皿が、衛生的に使えて便利です。

給水ボトル

給水器は、小動物用のケージに取り付ける給水ボトルタイプが衛生的でおすすめです。フクロモモンガがきちんと水を飲めているか、定期的に確認することが大切です。また唾液で菌が繁殖することが多いので、毎日新鮮な水に取り替えてあげましょう。

温湿度計

フクロモモンガは、寒さに弱い動物です。ケージ内の温度、湿度を適切に保つことは、体調管理にも繋がります。ケージ内の温度は25℃前後が最適です。

床材

床材はフクロモモンガのためというより、飼い主が掃除をしやすいように設置しましょう。フクロモモンガはトイレを覚えないため、どこでも排泄をしてしまいます。床などは汚れて不衛生になってしまうため。定期的に掃除が必須です。ペットシーツ、牧草、ウッドチップなど色々ありますが、使いやすいものを好みで用意しましょう。

おもちゃ

ケージの中で退屈しないように、おもちゃの設置が有効的です。ハンモックや吊るすおもちゃ、回し車を設置すると喜びます。おもちゃで遊ぶことで、フクロモモンガのストレスの軽減にも繋がります。ただ個体によっては、全く遊ばない事もあるので、好きなおもちゃを見つけてあげましょう。

保温用品

寒さに弱いフクロモモンガに、冬場は保温用品を用意します。基本は冷暖房で調節してあげ、寒さが厳しいときに小動物用のペットヒーターを設置してあげましょう。ケージに毛布などをかけてあげても、保温になります。

保温用品には、ケージの上部に取り付け遠赤外線で空間全体を暖めるタイプや、床置きのパネルタイプなどがあります。金網ケージには、遠赤外線タイプが適しており、アクリルケージには、パネルタイプが適しています。(アクリルケージに遠赤外線タイプを使うと熱で溶けてしまう恐れがある為)ヒーター使用時は、温度計でケージ内の温度をこまめにチェックすることが、必須です。

お手入れ用品

フクロモモンガは、基本的にはお手入れは必要ありませんが、必要であれば、「爪切り」をしてあげると怪我の予防になります。

長くて鋭い爪は、ケージ内に樹皮のついた木を設置するなどして自然に削れますが、伸びすぎると爪が引っかかってしまったりして、ケガやトラブルの元になります。小動物用の爪切りを使い、爪の先端のとがっている部分を少しだけカットしてあげましょう。爪には血管が通っているので、切りすぎて出血しないように注意が必要です。

モモンガを飼う時の注意点

モモンガの注意点

フクロモモンガを実際に飼う際に色々と気を付けておかないといけないポイントがあります。細かく見ていきましょう。

【注意するポイント】

  • におい対策
  • エサについて
  • 温度管理
  • 適度な運動、ケージの外で遊ばせる場合
  • モモンガの病気

以上が注意するポイントになります。それではそれぞれ詳しく説明していきます。

におい対策

フクロモモンガのオスは脇腹と頭頂部に臭腺を持っていて、独特なにおいを発する動物です。特に発情期のオスは、メスの顎に頭をこすりつけて、自分のにおいを付ける行動を取るので、強いにおいがします。このにおいが独特で、他の小動物に比べるとにおいがきつく、消臭対策が必要です。

またフクロモモンガは木の上で生活する習性で、トイレを覚えないので、木の上からおしっこをしてしまいます。これがゲージ内で悪臭となってしまうので、こまめな掃除が大切です。床材を取り替えることと、ケージ内をこまめに拭いてあげることで、においが軽減できます。掃除をしてもにおいが気になる場合は、ペット専用の消臭剤を使用するなど工夫しましょう。におい対策をすることが衛生管理、健康管理にも繋がります。

エサについて

フクロモモンガのエサを与える時に注意すべきポイントは、偏食にさせないことです。もともと野生のフクロモモンガの食生活は、季節によって食べられるものを食べるといった雑食性で偏食傾向があります。そのような雑食性の動物は、好きなものしか食べなくなることが多くなり、栄養がかたよって体調不良になってしまいます。

栄養がかたよらないためには、ペレットをあげることが、最適で一番簡単です。ただペレットは脂肪分や塩分が少なく、おいしくないことが多いため、最初はペレットを食べない個体もいます。色々な種類のペレットを用意したり、おやつを減らしたりすることでなるべくペレットを食べてもらいましょう。

【フクロモモンガにとって有害なエサ】
「牛乳」「ネギ類」「チョコレートなどの人間のおやつ」「生肉、生卵」など

温度管理

フクロモモンガは、熱帯、亜熱帯に生息する動物なので、日本の冬の寒さには保温用品が必需品です。基本的には人が使う冷暖房機で温度管理をしてあげ、寒さが厳しくなってきた場合に、小動物用の保温用品を設置してあげましょう。ケージの上に毛布をかけてあげても、保温してあげることが出来ます。

保温用品には、ケージの上部に取り付け遠赤外線で空間全体を暖めるタイプや、床置きのパネルタイプなどがあります。金網ケージには、遠赤外線タイプが適しており、アクリルケージには、パネルタイプが適しています。(アクリルケージに遠赤外線タイプを使うと熱で溶けてしまう恐れがある為)ヒーター使用時は、温度計でケージ内の温度をこまめにチェックすることが、必須です。

適度な運動、ケージの外で遊ばせる場合

フクロモモンガの性格は、警戒心が強く縄張り意識が強いため、慣れるのに時間がかかりますが、飼い主に慣れると、ケージの外で遊ぶことが出来るのでコミュニケーションをとりやすくなります。もともと群れで生活する習性があるフクロモモンガは、人との信頼関係を築きやすい動物です。人に慣れさせるためと、運動不足解消のために、ケージの外で遊んであげるようにしましょう。

日々の生活で人に慣れると、健康チェックや動物病院で診てもらう際など、ストレスなくスムーズに行えます。

ケージの外で遊ばせる場合は、以下の点に注意が必要です。
「逃げないように、窓を閉めておく。」
「家具の裏などの隙間に入らないように、モモンガから目を離さない。」
「モモンガのおしっこやフンに注意。」
「犬や猫などを飼っていたら、同じ部屋で遊ばない。(犬や猫は、小さなモモンガに攻撃するかもしれません。)」

フクロモモンガの病気

フクロモモンガは栄養不足により、「クル病」になりやすいと言われています。クル病とはビタミンが足りなくなり、骨をしっかり作ることができなくなってしまい、骨が脆くなる病気です。クル病にならないようにするには、日光浴をできるようにしたり、ビタミンやカルシウムなどの栄養が不足しないようにすることが大切です。

またフクロモモンガを診察してくれる動物病院は多くありません。家の近所の病院が、診察可能な病院か確認しておきましょう。