ラブラドールレトリバーの【価格・飼い方・子犬の特徴】について徹底解説!

盲導犬や介助犬などの補助犬として活躍していることも多い犬種ですので、この名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなラブラドールレトリバーの性格や特徴について10歳のラブラドールと生活している筆者が解説していきます。

ラブラドールレトリバーの特徴について

ラブラドールレトリバーの特徴について

ラブラドールレトリバーは大型犬に分類される犬種です。がっしりした見た目に違わず強いパワーを持っており、しっぽを振っているだけで机の上の物をすべてなぎ倒してしまうことも…

毛色はイエロー、ブラック、チョコレートの三種類があります。中には胸にホワイトの斑を持つ子もおり、その模様は「メダル」と呼ばれています。

被毛は保温性に優れた表面を覆う固めの毛(オーバーコート)と皮膚の近くにある柔らかく高密度の毛(アンダーコート)からなる二重構造(ダブルコート)になっています。このため、短毛種ではありますが抜け毛は多めです。

水遊びが大好きで、池やプールを見つけると自ら飛び込んでいくことも。足の指の間には水かきがついており、先述したダブルコートの被毛と併せて水の中でも活動できる体のつくりをしています。

意外と複雑!原産地と歴史について

ラブラドールレトリバーの原産地はイギリスです。

厳密には祖先の犬はイギリスではなくカナダ出身で、「ラブラドール」の名前の由来となったラブラドル半島もカナダに存在しています。ですが、その犬がイギリスに渡ったあとに改良されて発展し、現在のラブラドールレトリバーに近づいたために原産国となっています。

イギリスでは、主に漁師が撃ち落とした水鳥を回収する仕事をしていました。

大人しいだけではない!?ラブラドールレトリバーの性格は?

一般的には「大人しく、賢い犬種」というイメージが強いです。そのことについては否定しません。実際、我が家のラブラドールレトリバーは犬同士のコミュニケーションが苦手なのですが、恐怖のあまり反撃したり怒ったりしたことはありません。相手の犬が満足してくれるまで、じっと耐えています。

実は非常に陽気で遊び好きな性格の子も多いです。真面目な優等生と言うよりは、外で遊ぶのが大好きな元気な小学生と言ったほうが近いかもしれません。盲導犬などの補助犬には、大人しく適性のある子が選ばれているのです。

それに加えて頭もいいため、一度いたずらを覚えてしまうとそれを繰り返してしまうことも多々あります。我が家の台所には、侵入されないようにロックのかかる柵を設置してあるのですが、うっかりロックをかけ忘れたところをしっかりと見ていてあっさり突破していました…。また、「歯磨きは食事の後にするもの」と理解しているようで、食事をしているところを見ていないのにも関わらず筆者たちが歯磨きをしていると「ご飯ちょうだい!」と吠え出すこともあります。

ラブラドールレトリバーと生活していると、このように賢いが故に起こる困った出来事も多々あります。

体力勝負!飼育上の注意について

まず、きちんと運動をさせてあげられるかどうかが重要になってきます。他の大型犬と同様に、ラブラドールレトリバーには毎日1回につき30分〜1時間の散歩が1日2回必要です。運動不足になると、ストレスや病気の原因になってしまいます。特に肥満になりやすい犬種なので、この点にはより気を配ってあげなくてはいけません。

それに加え、子犬の頃にきちんとしつけをしておくことも重要です。とにかく力が強いので、子犬の頃にしてもいいこととしてはいけないことを教えておかないと手に負えなくなってしまいます。賢い犬種なので、こちらがきちんと教えてあげれば理解は早いでしょう。しつけをする際は、混乱させないようにしてもいいこととしてはいけないことを曖昧にしないことが重要です。

さらに、シニアになった時に介護ができるかどうかも検討しておいた方がいいでしょう。

成犬は30キロ近くになる犬種ですので、足腰が立たなくなった時に定期的に寝返りを打たせてあげられるか、トイレの世話はできるかなどを考えておかないと、愛犬にとっても飼い主にとってもストレスになってしまいます。

ラブラドールレトリバーの価格は?

ラブラドールレトリバーの価格は?

ラブラドールレトリバーの価格は、毛のカラーや性別、ペットショップかブリーダーで買うかで価格がかなり変わってしまうため、おおよその相場になりますが、

平均だと35万円程度。よく見るのは25~60万円の間で売られていることが多いです。

ラブラドールレトリバーのエサは?

ラブラドールレトリバーのエサは?

エサを選ぶ時は以下のことに気をつけてください。

  • 主原料に動物性タンパク質が使われていること
  • 脂肪含有量が高すぎないこと
  • 骨・関節軟骨成分が含まれていること

主原料に動物性タンパク質が使われていること

犬はもともと雑食性の肉食動物です。そのため肉食に適した消化器官になっており、植物性原料よりも肉や魚といった動物性原料の消化を得意としています。

犬にとって植物性原料の消化は不得意なだけであって、まったく消化できないというわけではありません。ただ、動物性原料よりも消化にものすごいエネルギーを使ってしまうので、体への負担を考えると肉や魚を中心とした食事を与える必要があります。

またドッグフードであれば、主原料(原材料の1~3番目に書かれている原料)に動物性原料が使われたもの、あるいは動物性原料が原材料の約半分以上を占めるドッグフードを選ばれるといいでしょう。

きちんと適正な動物性タンパク質を摂れているラブラドールレトリバーは、筋肉質で骨格もしっかりしている傾向にあります。

脂肪含有量が高すぎないこと

ラブラドールレトリバーのような大型犬は胸部が深いです。そのため、胃がガスで膨れ上がる胃拡張や、胃がねじれる胃捻転を発症しやすい傾向にあります。

これらを予防するためにはいろんな対策方法がありますが、食事内容を見直してみることも方法の1つとして取り入れてみるといいでしょう。

まだはっきりとは分かっていませんが、油脂が多く含まれるドライフードは胃からの排出が遅れて胃拡張のリスクが高まるという報告があるそうです。

そうじゃないとしても、脂肪分の多い食事は肥満の原因ともなるため極力避けておきたいものです。

ラブラドールレトリバーの体重を管理するために、カロリーだけを見る飼い主さんは多いと思います。できれば粗脂肪の数値も併せて確認し、原材料に油脂がやたら使われていないかも一緒に確認しておきましょう。

妙に油っぽいドライフードは、油が大量に吹きかけられている恐れがあります。

骨・関節軟骨成分が含まれていること

ラブラドールレトリバーは股関節形成不全になりやすい犬種です。

これは遺伝的要因がほとんどですが、体重の増加による骨への負担も大きく関わっています。

発症のリスクを避けるために肥満を防止するのはもちろんですが、子犬期から関節に負担のかからない食生活、できれば関節に良い成分が含まれたドッグフードを食べさせておくといいでしょう。

おすすめなのは「グルコサミン」「コンドロイチン硫酸」「MSM(メチルスルフォニルメタン)」の3つの成分が配合されたドッグフードです。

ラブラドールレトリバーの子犬の特徴について(体験談)

ラブラドールレトリバーの子犬の特徴について(体験談)

ラブラドールレトリバーといえば、盲導犬や介助犬などとしても活躍し、頭脳明晰で人間の言うことをきちんと聞く非常に利口な犬種のイメージですが、その子犬にはどのような印象を持たれるでしょうか?

大きな体躯にスリムでスタイリッシュな見た目、お利口そうな表情を思い浮かべることが多いと思いますが、ラブラドールの幼少期は丸くて小さく、まるでぬいぐるみのような愛らしい見た目!

成犬になり、大きくなってからのラブラドールも勿論魅力的ですが、小さな頃の可愛らしい姿は誰しもが目を細めて見てしまいます。

ラブラドールレトリバーの子犬の性格について話す前に、私とラブラドールの関係性について簡単にお話致します。私は今までに二匹のラブラドールと一緒に暮らす機会があり、その幼少期は全く違う性格でした。

一匹目は私が生まれる前から居た黒いラブラドールで、私にとってはもはや姉のような存在でした。二匹目はその子が亡くなってしまった後、我が家にやってきてくれた二代目わんこ、こちらも黒いラブラドールで、どちらも女の子でした。

一匹目は非常に腕白で、元気に庭を走り回るようなザ・子犬の性格!何処でも構わず飛びつき、ケージや壁に当たってもへっちゃらで、またすぐ人間の元へと走っていったりしていたそうです。

落ちている食べ物をすぐさまパクっと食べてしまうのも特徴で、色んな事に好奇心旺盛だったと聞いています。私はこの子の幼少期を直接見ていませんが、二代目わんこと全然違う性格だったので私の両親もびっくりしたそうです。

もう一匹の方はとても大人しく、あまり走ったりしない非常に落ち着いた子犬でした。

周りの環境への興味はあるようで、クンクンと鼻をならしながら歩き回ったりはしていましたが、誰彼構わず飛びついていく性格ではなく、常に周りを静かに観察しているタイプでした。

どこでも歩いて行ってしまう様子はなく、ソファの上で大人しくしている姿が印象的な子犬でした。

こんな風にラブラドールと言っても一概に性格を表すのは難しく、それぞれ個性もあり、それがこの犬種の子犬の魅力でもありますが、ざっくりと性格が共通している部分もあります。

また、インターネットでラブラドールと検索すると出てくるのは、

  • 優しくて穏やか
  • 外交的、社交的
  • 人間のコマンドに対して従順

このような部分が特に挙げられますが、この辺りはたしかにどのラブラドールの子犬にも当てはまる性格です。

基本的にラブラドールは人のことや他の犬・動物が大好きで、常に色んな人に愛嬌を振りまくことが出来る可愛らしい性格の子が多いです。

あからさまに人間や他の犬を避けたりするような姿はあまり見たことが無く、誰とでも満遍なく仲良く出来る優しい性格が印象的です。

それは子犬期から既に見られ、家族となった人間にすぐに甘えることが出来るなど、非常に愛くるしい性格です。

私の家で飼っていたラブラドールたちも、子犬の時代から近所に沢山の犬友達を作り、その友達はもちろん、友達の飼い主さんにも挨拶をして可愛がって貰ったりなど、社交性に優れた性格をしていました。

散歩の度に新しい友達が増え、本人も嬉しそうに遊んでいたのを覚えています。

冒頭で述べた通り、盲導犬や介助犬といった対人間との仕事においても活躍出来る性格の持ち主なだけあり、人間に従順であるところもラブラドールの特徴の一つです。

頭が良いので躾もしやすく、トイレや座れ、待てなどの簡単なコマンドであれば子犬の時からすぐに覚えます。

私の家で飼っていた子犬も、一度トイレを失敗した際に「トイレはここでするんだよ」と教えると、その後は一度もトイレの場所を間違えることがありませんでした。

嘘のような話に聞こえますが、本当なのがラブラドールの凄いところ。そのくらいラブラドールの子犬は飼い主の言うことをよく聞き、そしてそれを実践できる素晴らしい能力を持っています。

勿論子犬によって性格は様々だとお伝えしましたが、この部分に関していうとラブラドールは本当に頭脳明晰で、人間の言うことをよく理解しているなあと感心することが多いです。

ラブラドールは大型犬に属し、体格にも恵まれている犬種なので、小型犬より飼いづらそう、身体が大きいので少し怖い、といった印象を持たれることもあります。

これは幼少期からもそうで、子犬と言えど大型犬だからすぐに大きくなってしまうので飼うのは難しい、と思われる方もいらっしゃるようです。

ですが、実際に一緒に暮らしてその性格を知ると、非常に飼いやすい犬種だということがわかります。

子犬期から成犬になるまでは約一年ほどです。小さくて可愛らしい姿は一瞬のように感じますが、一度生活を共にしてみると、家族の言うことを良く聞いてくれようとするその姿勢や、喜怒哀楽を素直に表現してくれる愛嬌のある性格に誰しもが笑顔になると思います。

ラブラドールレトリバーの飼い方について

ラブラドールレトリバーの飼い方について

ラブラドールレトリバーは、盲導犬として活躍していることからもわかるように、人に優しく従順で学習能力が高い犬種です。

少し頑固なところもあららますが、そのぶん「自分で判断して人のために動く」ということができる賢さを兼ね備えています。

また、陽気な一面もあり人に喜ばれることが大好きで、食いしん坊が多いともいわれています。

このような性格も手伝い、美味しいご褒美と飼い主さんの喜ぶ顔のためならトレーニングを一生懸命頑張る、しつけのしやすい犬種ともされています。

ただし、優しく温厚で人懐っこいがゆえに番犬には向きにくいです。人懐っこさがあるので、子供の相手もしてくれたることもあり、家庭犬には向いています。

しかし、2歳頃まではヤンチャで、遊んでいるつもりではあるのですが、部屋の中をめちゃくちゃにされることもあります。

ラブラドールレトリバーは本能的にレトリーブといわれる、何でも口にくわえる行動します。

本能で行っていることなので、くわえる物全てを取り上げてしまうとストレスになってしまうので、くわえて良い物・くわえてダメな物をしっかりと教えてください。誤飲などにも注意が必要です。

ヤンチャな犬種であるため、仔犬の頃のしつけは大切です。飛びついたり引っ張ったりするような興奮を抑えるためにも、「マテ」「おすわり」などの指示やクールダウンのしつけは必須事項です。

また、作業犬として活躍してきた犬種なので、頭を使う本能が満たされない問題行動を起こすことがあります。

何かを持ってこさせる遊びや知育おもちゃにフードを隠して探させるなど、頭を使う遊びやトレーニングを取り入れることをオススメします。

運動が大好きなので、散歩は最低30分から1時間、1日2回は連れて行くようにしましょう。しつけが完了した後は、ドッグランで自由に走らせることも可能です。水遊びも好む傾向にあります。

ラブラドールレトリバーの毛質は脂っぽいので、マラセチア性皮膚炎などの皮膚病になりやすいです。定期的なシャンプーや清潔な住環境を保ち、予防に努めましょう。

ラブラドールレトリバーを飼うのをお勧めされてない訳は?

ラブラドールレトリバーを飼うのが、お勧めされないわけとは?

盲導犬として見かけることが多い、ラブラドールレトリバー。しかし、賢いからと言って、飼いやすいわけではありません。

では、どうして、ラブラドールレトリバーは安易に飼ってはいけないのでしょうか?

しつけが難しい

ラブラドールレトリバーとは、大型犬であり、他の犬よりも優れている犬種です。ただ、賢い分だけ、躾に失敗してしまうと後悔することになります。

例えば、人の性格が色々あるように、犬の性格もさまざまです。

基本的に盲導犬とは、その犬の性格が盲導犬として適格であると判断された上で、盲導犬としての訓練を受けると言われています。

そのため、ラブラドールレトリバーだからと言って、全ての犬が大人しく、言う事を聞くような犬になるとは限りません。

逆に賢い分だけ、飼い主の命令を上手くかわして、手のかかる子にもなるかもしれないのです。

換毛期が大変

ラブラドールレトリバーは大型犬とはいえ、見た目は短毛であるように感じるかもしれません。

しかし、ラブラドールレトリバーの出身地はイギリスであり、日本とは違って、寒い地域です。

そのため、ラブラドールレトリバーの毛は、ダブルコートになっており、抜け毛が非常に多いのです。

活動量が多い

ラブラドールレトリバーは、元々カナダ生まれの犬種でしたが、イギリスに渡って、狩猟犬として飼われていました。

そのため、人と共に仕事をすることが多く、活動量が他の大型犬に比べて多いです。

例えば、賢いから番犬として、家に置いておきたい。そのような人には、あまりお勧めできません。

人と同じように、犬もストレスがあると発散しようとします。

お留守番をしていて、誰にも怒られないという状況であれば、家の中を荒らそうと考えるかもしれません。

足腰に疾患を抱えやすい?

基本的に走り回り、人の役に立ってきた犬種なので、室内のような床が滑りやすい環境には、適していないと考えられます。

もし、何の対策もせずに室内で飼ってしまうと、股関節に疾患を抱えてしまうかもしれません。

ラブラドールレトリバーを室内で飼う際には、滑らないようにしてあげましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

もしかすると、「自分のイメージと違う!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、こちらがきちんと接してあげれば、ラブラドールレトリバーは素晴らしい家族の一員になってくれます。筆者も散々いたずらをされて叱ったことが何度もありますが、それでも名前を呼べば嬉しそうにこちらに向かって走ってきたり、鬱陶しいくらいに構っても許してくれたりする様子を見ていると嫌いになんてなれません。

この記事を読んでくださった方に、少しでも大きくてパワフルで茶目っ気たっぷりなラブラドールの魅力を知っていただければ幸いです。