デージーの【育て方・増やし方・花言葉】について徹底解説!

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  • 植物
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小さな花びらをいっぱいにつけ、花壇や寄せ植えを彩るデージー、たくさんのお花を次々と咲かせて、私たちを長く楽しませてくれます。

比較的育てやすいお花なので、初心者ガーデナーにも人気のお花です。

今回はそんなデージーがどんなお花なのか、花言葉や育て方のコツなどについて、ご紹介していきたいと思います。

デージーの育て方、種まきや植え付け、肥料のあげ方などのコツやポイントは?

デージーの育て方、種まきや植え付け、肥料のあげ方などのコツやポイントは?

デージーの育て方について、項目別にお話していきたいと思います。

種まき

デージーの種は発芽温度が20℃前後なので、8月下旬から9月頃にまきます。

とても小さい種なので、育苗箱にバーミキュライトを入れてバラまきするか、ピートバンやジフィーセブンなどの、種まき用の商品を利用して、2、3粒ずつまいてください。

好光性の種なので、覆土はせず、種が流れてしまわないように、水やりは底面給水か霧吹きで行ってください。芽が出るまでは明るい日陰で管理して、早ければ3、4日、遅くとも1週間程度で芽吹きます。

本葉が出てきたころに間引きをし、一株ずつ3号ポットなどに仮植えをしてください。。上からのぞいた時に、ポットの土が見えないくらいまで葉が茂ったら、いよいよ定植していきます。

植え付け

日光を好むお花なので、日当たりの良いところを選んで植えていきます。植え付けは9月下旬から10月頃に行いますが、一冬を越して花を咲かせるので、寒風が強く吹き付けるようなところや、霜が降りるところは避けるようにします。

意外と大きくなりますので、複数の株を植える場合は、20㎝程度間隔をあけて植えてください。

用土

水もちが良く、水はけのよい土を好みますので、地植えの場合は腐葉土や堆肥をよく漉き込んでおいてください。少し粘土質の土でも大丈夫ですよ。

鉢植えの場合も水はけと通気性を確保しつつ、保水性もある方がいいので、一般的な草花用の用土を用いるか、赤玉土小粒:腐葉土:牛ふん堆肥=5:4:1を目安に混合して使ってください。

また、地植え、鉢植えどちらの場合も元肥として緩効性肥料をまぜておいてください。

肥料

植え付け時の元肥以外に、お花が咲いている間には、液体肥料を定期的にあげてください。窒素分が多いと、葉ばかり茂ってしまい、花の付きが悪くなるので、窒素、リン酸、カリウムのバランスがとれた肥料を与えるようにします。

また、花が咲いていない夏や冬はあまり生長していないため、肥料をあげる必要はありません。

水やり

地植え、鉢植えともに、土の表面が乾いたらたっぷりお水をあげるようにします。特に3月から5月の開花期間は、根を張り、旺盛に生長している期間でもありますので、こまめに様子をみて、お水をあげてください。

葉先が枯れてきたり、なんとなくしおれたようになってきたりしている時は、水切れを起こしている可能性が高いので、注意が必要です。こまめに状態をチェックし、お水をあげる頻度を少し増やしてあげてください。

育てている地域にもよりますが、3月などでまだ朝晩が冷え込むときには、夕方にお水をあげるのは控え、日中の暖かい時間帯にあげるようにしてくださいね。

開花中のお手入れ

比較的長い間、お花を咲かせる種類なので、咲き終わったお花はこまめに摘んであげてください。これは、枯れたお花をそのままにしておくと、種をつくるために栄養がいってしまい、新しいお花がつきにくくなるからです。

また、枯れたお花にカビがつくことや、株全体が蒸れて病気にかかりやすくなることを防ぎます。水やりのついでにチェックすると、忘れずにできますよ。

病害虫

デージーによくつきやすいのが、アブラムシです。春になり、暖かくなってくると、柔らかい茎や葉に多く発生し、デージーを弱らせてしまいます。見つけ次第、市販の薬剤を散布して退治するようにしてください。

ここまで、秋にデージーの種をまき、春にお花が咲くまでの育て方についてお話してきました。この後、来年もまたデージーを楽しむためにはどうしたらいいのでしょうか?

次は夏の間のデージーの様子と、お花が終わった後の種の採取についてお話してみたいと思います。

お花が咲いた後のデージー、夏はどうすればいいの?種は採取できる?

お花が咲いた後のデージー、夏はどうすればいいの?種は採取できる?<

最初の方でもお話しましたが、デージーは本来、多年草です。ですが、耐暑性が低いため、北海道など、原産地の気候に近いところでは夏越しも可能ですが、日本の大半の地域では暑さに耐えられずに枯死してしまうので、一年草として扱われています。

せっかく咲かせたデージー、残念ですが一年草と割り切り、花が終わったら掘り上げて処分をし、また新しい苗を購入したり、種を採取してまいてみたりと、1年ごとに楽しむのがおすすめです。

では、デージーの種はどうやって採取すればいいのでしょうか?

5月に入ると、デージーの花の付きが段々と少なくなります。この頃から、花がら摘みはいったん休止して、花がしおれて枯れるのを待ちます。

この枯れたお花をよく観察してみると、しおれた花弁の下に、小さい種がたくさんあることがわかります。枯れた花を茎ごと切り取り、紙の上などで軽くたたくと、種が採取できますよ。

採取した種を保管する場合は、カビが生えないようにいったんよく乾燥させて、冷暗所で保管してください。9月にまた種まきをすれば、新しいデージーの花と出会うことができます。

デージーってどんなお花?名前の由来や基本的な特徴は?

デージーってどんなお花?名前の由来や基本的な特徴は?

まずはデージーの基本的なことについて、お話ししていきます。

和名ではヒナギク(雛菊)、チョウメイギク(長命菊)やエンメイギク(延命菊)とも呼ばれる、キク科ヒナギク属のお花です。

ヒナギク、という名前の方が馴染みのある方もいらっしゃるかもしれませんね。

このデージーやヒナギクなどの名前には、なにか由来があるのでしょうか?

デージー(Daisy)という名前は、古代英語のdaeges eageが起源で(現代の英語だと「Day‘s Eye」)「太陽の目」に由来します。

陽の光が差し込むと花を開き、夜や曇りの日には花を閉じている様子から、この名前がつけられました。

和名の雛菊は小さい菊のようなお花を咲かせることから、また長命菊や延命菊は長い間花を咲かせて楽しませてくれる様子から、名付けられました。

それではデージーはいつから日本でも栽培されるようになったのでしょうか?

デージーは西ヨーロッパの原産で、日本には明治時代初期に渡来し、北海道などの涼しい地域では、帰化植物として野生化しています。

原産地では、芝生の中に生えてしまう雑草として扱われてしまうくらい、良く見かけるお花です。

本来は多年草ですが、暑さに弱く、日本の高温多湿な夏を越せないため、一年草として扱われています。

さて実はこのデージー、品種改良が盛んに行われていて、よく見ると色々なタイプのお花があります。

次はこの品種について、ご紹介していきたいと思います。

デージーにはどんな種類があるの?代表的な品種は?

デージーにはどんな種類があるの?代表的な品種は?

栽培されている園芸種のデージーは、たくさんの品種があり、これらの品種は花弁の形で2つの系統に分けられます。

平らな花弁(舌状花)を持つグローサ種と、ストローのように丸まった花弁(筒状花)のフィストゥローサ種です。

どちらかというと、グローサ種はシンプルで可憐なイメージ、フィストゥローサ種は丸く愛らしいイメージの品種が多いですね。

それでは、代表的な園芸品種についてご紹介していきます。

チロリアンデージー

5cm前後の八重咲きで大輪の花を咲かせます。小型の品種に比べ、少し耐寒性が劣ります。

イングリッシュデージー

一重咲きの原種に近い品種です。小ぶりの白い花を咲かせ、野趣あふれる清楚なイメージのお花です。

ポンポネット

古くから「ヒナギク」といえばこのポンポネットのイメージです。フィストゥローサ種の体表的な品種で、3cm程度の小型の丸いお花を咲かせます。色はピンク、赤、白などがあり、華やかな印象です。

シベリウス

グローサ種の代表的な品種で、直径8cmにもなる、大輪のお花を咲かせる品種です。また、「デージー」という名前がついていますが、シャスターデージーやブルーデージーは、他の種類に属するお花で、厳密にはデージーと違う種類です。お花の雰囲気がデージーに似ているため、つけられた名前です。

デージーの花が古くから親しまれ、大切にされてきたことがわかりますね。多くの品種があり、他のお花にも名前が使われて愛されてきたデージーですが、花言葉にはどんな謂れがあるのでしょうか?

次はデージーの花言葉について、ご紹介してみたいと思います。

デージーの花言葉は?どんな由来があるの?

デージーの花言葉は?どんな由来があるの?

デージーの花言葉は、「純潔」「美人」「平和」「希望」などがあり、これらは、デージーの学名と、性質に由来しています。

「美人」という花言葉は、デージーの学名「Bellis」がラテン語の「bellus(美しい)」を語源とすることから生まれました。

また、この「bellus」は、ギリシャ神話に登場する木の妖精ベリデスを語源とする説もあります。

ベリデスとデージーについては、こんな神話が残されています。

とても美しい妖精だったベリデスは、ある日恋人のエフェギュスと楽しく踊っていました。それを見た果実の神ベルタムナスは、ベリデスを気に入り、求愛して追い掛け回したのです。しつこい求愛に困ってしまったベリデスは、貞操の女神アルテミスに相談しました。するとアルテミスは、ベリデスをデージーの花の姿に変え、その貞操を守ってあげました。

「純潔」という花言葉も、このギリシャ神話のイメージや原種の白いお花の純真無垢な姿から生まれたものです。また、「希望」は陽の光を受けると花を開く様子から生まれました。どの花言葉も、明るくかわいらしいデージーの花にぴったりですね。

ここまで、デージーがどんなお花なのか、種類や花言葉についてお話してきましたが、次はこのデージーを実際に育てて楽しむための方法を、お話していきたいと思います。

まとめ

デージーは和名をヒナギクといい、ヨーロッパ原産のお花で、日本では一年草として扱われています。品種改良が盛んに行われていて、花の形や色、大きさなどが異なる様々な園芸品種が販売されています。

明るくかわいらしいイメージのデージーの花言葉は、「純潔」「美人」「平和」「希望」があります。

デージーは9月に種まきをし、日当たりがよく水はけ、通気性のよいところに植えてあげます。春になって花が咲きだしたら、こまめに水をあげ、定期的に液体肥料を与えて花がら摘むことで、花の付きがよくなります。夏になると、暑さで枯れてしまうので、来年も楽しみたい場合は種を採取すると良いでしょう。

可憐なお花を咲かせるデージー、種類も豊富で育てやすく、ガーデニング初心者にもおすすめなお花です。好みの品種をみつけて、みなさんの春のお庭を可愛らしいデージーで、素敵に彩ってみてください。