セントポーリアの【育て方・花言葉・増やし方】について徹底解説!

  • 5月 18, 2021
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  • 植物
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家庭では意外と手に入りにくいお花の1つ「セントポーリア」。とはいえ一輪一輪が美しくきれいなで育てている方も多いのではないでしょうか。今回はそのセントポーリアについて紹介していきます。

育て方について

育て方について

セントポーリアの種はなかなか入手しづらいため、苗から育て始めるのが一般的です。また寒さに弱く10℃以下の気温になると枯れてしまうので、鉢植えにして室内で育てましょう。セントポーリアは1年を通して、直射日光の当たらない光を当てる必要があります。

レースのカーテン越しの日光がベストです。ただし、夏の強い日光に当てると葉焼けを起こすことがありますので注意しましょう。

セントポーリアは、弱い光の環境でも十分に育つことのできる植物です。インテリアグリーンにも最適ですが、元気がないと思ったら植物用のUVライトや蛍光灯を照射して栽培すると光量不足が解消されます。UVライトや蛍光灯からは20~30㎝の距離で株の上の所に配置するとうまく栽培できます。

セントポーリアは暑さに少し弱い特徴があるので、風通しの良い場所で空気の滞留がないように管理しましょう。梅雨~暑い時期にかけては雨が当たらない半日陰で管理するといいでしょう。南側か西側の部屋は避けて北側の涼しい窓辺などに配置しましょう。

株の選び方

葉や茎があまり伸びていない全体が締まった株でつやがあり、葉色が濃く、葉が黄色く変色していないもの、中心の新しい葉が上を向いているものが良いです。

セントポーリアの用土

セントポーリアは水はけと水もちのよい土を好みます。室内で栽培するため、においの無い清潔な土が適しています。

バーミキュライト:パーライト:ピートモス=6:2:2の割合で混ぜ、ケイ酸塩白土の粉とカキ殻片を少量ずつ混ぜます。

お手軽に栽培に適した土を使いたいときは、セントポーリア専用の培養土が市販されているのでそれを使うと便利です。

水やりについて

夏の水やり
セントポーリアは夏になると、高温の影響で生育が鈍化してきます。そのため、夏の暑い時期には少し乾燥気味になるように水やりを調節してあげましょう。室温が30℃以上になったら水やりをします。その後は鉢が軽くなったと感じたときに水をあげれば十分です。
冬の水やり
冬は気温が10℃以下に達した環境であれば、夏場と同様、水やりを極力控え、表面の土を少し乾かし気味に管理すると上手く冬を越してくれます。しかし、冬場でも旺盛に生育している株に対しては、土の表面が乾いたら十分与えましょう。このとき葉に水がかってしまうと、葉全体に斑点模様ができてしまうので、水が葉にかからないよう注意して与えましょう。

肥料の与え方

9月から5月までの間に、液体肥料を1か月に1~2回施します。株の大きさや成長の程度を観察して、追肥を調節していきましょう。液体肥料は、容器に表示されている使用濃度の一番薄い倍率にして、回数を多く与えると上手に育てられます。室温が10℃以下や30℃以上になる時期は、肥料を控えてあげないと枯れる原因になるので注意が必要です。

注意したい病害虫

セントポーリアは、バーミキュライトやピートモスなど高温処理されている用土で育てるのであまり病害虫はつきませんが、株が乾きすぎたり、弱っていると病害虫が発生します。

またつきやすい害虫にアブラムシやハダニです。アブラムシは一年を通して発生する害虫です。風通しが悪く空気が滞留している空間で栽培していることや、肥料が多くなってしまうことが原因で被害にあいます。ハダニは高温で乾燥した状態が続くと発生します。ハダニは新芽を萎んで縮ませてしまうので、発見したらその場で殺虫剤を散布しましょう。

かかりやすい病気

セントポーリアのかかる代表的な病気「灰カビ病」に注意しておきましょう。花が枯れたあとは萎れた花びらや散って鉢土に落ちている花びらを取り除きましょう。灰カビ病が発生する理由として、風通しの悪い環境で育てていることが挙げられます。湿度が高くなると発生するので、環境に配慮して育てましょう。

増やし方について

増やし方について

セントポーリアの増やし方には、「葉挿し」と「挿し芽」の2つの方法があります。

葉挿し
葉挿しの方法は、立派に育っている元気な葉を1~2㎝葉柄を付けたまま切り取ります。ピートモスとバーミキュライト、パーライトを均等に配合した土を、葉が下の部分から3分の1程度埋まるように挿します。挿す時はまっすぐに挿すのではなく、少し斜めにして埋めましょう。葉挿しの適期は、3月から5月か8月から9月となります。
挿し芽
挿し芽の方法は、元気のいい葉を切り取って、1時間切り口を日陰で乾燥させます。用土は、鹿沼土にバーク堆肥を2割加えたものか、バーミキュライトを使います。

用土Ⅱ乾燥した挿し芽を挿して、水をたっぷり与えます。2か月すると芽が誕生します。挿し芽の適期も葉挿しと同じ時期です。

品種(種類)について

品種(種類)について

セントポーリアは熱帯アフリカの高山地帯に自生する多肉質の可愛らしい多年草です。茎は短くてビロードを思わせる濃緑色の葉は卵型をしています。セントポーリアは別名「アフリカスミレ」と呼ばれますが、その別名のとおりスミレに似た青紫色の花を一年中咲かせます。

室内で育てられる花の代表と言えるセントポーリアは、花や葉の形、色が変化に富んで美しく、周年室内で育てられることや、姿形がコンパクトで可愛らしい雰囲気が、他の草花にない魅力となっています。

暑さにも寒さにも弱いため室内で育てます。人間が快適に感じる室内環境を好むと言われています。室内で育てるので、炭鉱や暑さ寒さに関係なく昼でも夜でも手入れをして楽しむことができます。18℃~25℃でカーテン越し程度の明るさがあれば一年中花を咲かせます。

セントポーリアの学名は「Saintpaulia」で、19世紀末にタンザニアのウサンバラ山地でドイツ人のフォン・セントポール・イレール男爵によって発見されました。そして、種を採取したものがドイツ樹木協会の会長であった父に渡り、ヘレンハウゼン植物園の園長に渡されました。そして園長の手に渡った種が新種であると認可され、発見者の名前からとったとされているようです。

品種改良が進み、世界中にアマチュアの愛好家も多く、花色や草姿、花型。葉型などで分類すると1万5千種類を有すると言われています。花色は単色だけでなく花弁に濃淡や斑点が入るものもあります。花形には一重、八重、大、中、小輪、フリル、ベル咲き、スター咲きなどがあります。

以下によく知られる原種と園芸品種をご紹介します。

セントポーリア・イオナンダ
最初に発見されたセントポーリアの原種で、タンザニア沿岸に自生しています。花色は紫ですが変種に「ホワイト・イオナンタ」があります。大型でスタンダードタイプの園芸品種の交配親とされることが多くあります。
セントポーリア・コンフューサ

2番目に発見されたセントポーリアの原種です。青紫の花色をしており、イオナンタとの交雑によって誕生したとされています。イオナンタ同様、多くの園芸品種の親となっています。

セントポーリア・ニティダ

横にはうようにして草が伸びる、草丈の低い原種です。タンザニアで発見され、多くのトレイルタイプの品種を作り出しました。

セントポーリア・スタンダードタイプ

イオンナタとコンフューサから作られた品種群で、ロゼッタ状に花を咲かせます。株の大きさによって、ラージ・スタンダード・セミミニチュア・ミニチュアと4つにわけられます。分類される品種がとても多いことが特徴です。

セントポーリア・トレイル

茎は長く伸びるタイプの品種です。ただ、茎は直立するもの、這うものなど、草姿は様々です。

花言葉について

花言葉について

セントポーリアは、蛍光灯の明かりの下でもきれいな花を咲かせる多年草です。室内の彩りとして育てられていることから「室内花の女王」と呼ばれます。色々な種類や色があるセントポーリアですが、花言葉も複数あります。セントポーリアの花言葉を調べてみました。

小さな愛

セントポーリアは、室内で楽しむことができる鉢植えの園芸植物として広く親しまれています。スミレにも似た、可愛らしい花を咲かせます。まるで少女のような愛らしさを持つその花姿から、「小さな愛」という花言葉がつけられています。

細やかな愛

可憐でエレガントな雰囲気を演出する花として人気が高いセントポーリア。原産地とスミレのような花を咲かせることにちなみ、「アフリカスミレ」という和名で呼ばれています。花言葉は「細やかな愛」で、その由来は小さく愛らしい多種多様な花をたくさん咲かせることからと言われています。そのため、家族や恋人など身近な人の細やかな気遣いに対する感謝の気持ちを伝えるプレゼントとしてもってこいのお花です。

深窓の美女

インテリアグリーンとしても育てやすいセントポーリア。様々に品種改良され、花の色も形も多種多様のものが栽培されています。フリルのある花びら、八重に咲くもの、大輪のもの、斑入りの花や葉など、姿は品種により様々ですが、とても女性的な美しさを持つ花であることは間違いありません。明るい窓辺で美しい花をつけるこの植物、花言葉は「深窓の美女」といいます。

親しみ深い

セントポーリアは大きいのから小さいのまでフリル状の色とりどりの花を咲かせることからも人気の花です。そんなセントポーリアの花言葉は「親しみ深い」ですが、なんとこの花は夏を除いて開化の時期が長いという特徴をもっています。そのことからそばにいつもいてくれる存在となったと由来されています。

同情

セントポーリアは室内で育てる花で、レースのカーテン越しの光で育てます。蛍光灯を花の近くに設置すれば、日光の入らない部屋でも育てることができます。多年草で、暑さ寒さから守ってやると長く咲き続けます。屋外には出さずに手元に置き、ずっと一緒にいる感じから「同情」の花言葉がついたのではないでしょうか。優雅な花に加え、葉には細かい毛がありビロードのような優しい質感を出しています。